2021年(2021年1月10日)
2021年になって既に10日になる。
2020年の過ぎるのも早かったが、これからの月日が経つのはもっと早くなるだろう。

ある先輩が言っていたが、”月日の経つ感覚は残りの人生の長さに比例する”、らしい。残りの人生が50年以上あると言える20才の時に比べて、例えば残りが20年を切ったと言われても仕方のない高齢になった時では、1年の長さをうんと短く感じるという。
言われてみればそのとおりだ。

それはともかく3日前にとうとう東京、神奈川、埼玉、千葉でコロナに対する"緊急事態宣言"が出された。

言わせてもらえば「遅すぎる」、である。
医療崩壊とか言われているが、昨年の3月から9ヶ月間以上、日本国政府は一体何をしていたのか。

今から見れば2020年4月頃の1回目のピークはほんの小さな丘のような山で、このピークが過ぎればそれで"おしまい"とでも思っていたのか。

医療崩壊の危機が叫ばれているが、「その前に日本は既に政治・行政崩壊が起きている」、と言えないか。日本がここまで国難を乗り切る力のない国だったとは思わなかった。

国難と言えば半島・大陸の国々と領土・領海問題などもあり、既に日本は軍事的な大きな圧力を受けている。これがエスカレートした時、日本政府は我々国民の生命・財産を守ってくれるのか。

我が日本政府は「日本の立場と主張を国際社会に訴えて、、、」、といういつものやり方でお茶を濁すつもりなのか。

政府のコロナ緊急事態宣言を受けて野党各党は一斉に、「遅すぎる」、という声明を出した。私に言わせれば、「何を寝言言ってるんだ?」、と言うことになる。

野党は今までに「早く緊急事態宣言を出せ」、と公式に言った事はない。政府が(やっと)出した瞬間に「遅すぎる」、と言っているに過ぎない。
野党は今の与党以上に無策・無能である事をいつものとおり、きちんと証明してくれている

今回の緊急事態宣言では、飲食店の営業時間短縮などにマスコミが大きく焦点を当てている。
しかし幸いな事に”生活のインフラ”は維持され、まだ揺らいでいない。

エネルギー(電気・ガス)・水・通信etc、それに何と言っても食料の生産と物流システムは正常である

私の知り合いに従業員50人ほどの運送会社の社長さんがいる。
「一国の物流システムは人間で言えば血管だ」といつも言っているのを思い出す。

ネットで買い物ができるのも、スーパーで食料品を今までと同じように買えるのも、物流システムが機能しているからだ。

今のところ第1次産業、そして多くの第2次産業は正常である。
影響が大きいのは飲食業、ホテルなど第3次産業の一部で、マスコミは特に飲食店関係の影響について大きく取り上げている。(ちょっとクローズアップされ過ぎのような気がしているが。)

働き方もずいぶん変わってきている。
私が63才までいた会社もテレワーク(在宅勤務)が大きく取り入れられている。オフィスワークの多くはテレワークで対応可能なのは以前から明らかだ。

テレワークではマネージメントサイドからの、”何をいつまでに(What by when.)”、というのをより具体的にする必要があり、一つひとつの”仕事”の目標・成果が可視化される。
これは間違いなく仕事改革につながる。

それとテレワークをやると今まで仕事をやっていない人がモロに炙り出される
要するに他人の仕事に口出しをして、ワイワイやっているだけで具体的なアウトプットのない連中のことだ。

会議については私はアメリカにいた時(今から15年以上前から)日本との間でテレビ会議をやっていたが、大きな問題はなかった。
ただ感じたことのひとつは、テレビ会議は事前の準備が非常に大事だという点であった。

テレビ会議ではニュアンス・雰囲気というのが伝わりにくいので、資料の作成と使う言葉を事前に十分に吟味しておく必要があった。

私は今も数カ所と少しだけテレワークもどきをやっている。その中のひとつが雑誌記事の作成に関するやりとりで、編集者との打ち合わせは電話とメールでやる。

忘れてはならないのはメール・電話でスムーズにやりとりするには、定期的にフェース・ツー・フェースできちんとコミニケーションをとっておく、というのが前提条件になる。

これがないと細かい部分の意思疎通が難しい時があるように思う。やはり”気心が知れた間柄”、というのは細かい部分で重要になる。人と人の関係というのはそんな単純なものではない。

テレワークで意外と便利(ひょっとしたら必須?)なのが手書きの絵とか図を送るためのスキャナーである。
図1枚は1000文字の文章に勝る時がある
。手書きの図を送りそれをベースに電話・ビデオ会議で打ち合わせをやる、これは重宝している。

私は「週刊東洋経済」という雑誌を3年近く購読している。
現役でもない私が何で未だに経済誌を読むのか、と言われそうだが世の中の全ての動きは"経済"をベースにしているとかつてある先輩から言われ、世の中をより正確に知りたいという気持ちからそのアドバイスに今でも従っている、という単純な理由からだ。

要するに過去・現在・未来を見る目を養うには経済的な視点を養うのが大事、という事である。
この雑誌は経済だけではなく、山口二郎とかの政治学者というか社会主義活動家のような輩も、常連でオピニオンを掲載しており、ご愛嬌である。

12/26〜1/2号は昨年と同じく、”2021年の大予測”、であった。1年前も”2020年の大予測”があり株高、香港と中国の関係、脱炭素の方向性、韓国経済の混乱、トランプ大統領再選の可能性、量子コンピューターの行方、その他100項目以上の予測(考察)は今読んでも役に立つ。

2021年の予測であるが、コロナによる経済的なダメージは2021年中では回復できない、つまり年内にコロナの影響から脱するのは悲観的で、完全回復は2023年くらいになりそう、という見解が目立つ。

そしてコロナが仕事のやり方、生活のパターン、価値観などを変える、というのが大胆に具体的に書かれている。
あとは脱炭素、デジタル化とはどういう事なのか、などをいろんな人が好き勝手に書いていて面白い。

我々が知っておかなくてはならない日本の現実と将来についてのキーワードは、日本は既に世界一の移民受け入れ国家、脱炭素2050年、デジタル化社会、超々老人国、国民の経済格差拡大、領土喪失の危機、等だ

コロナで見えたことのひとつに、日本の政治家は予測可能な問題に対して予測をせず(見て見ないふりをする)、問題が現実として目の前に現れてから手をうつ、という点である。
一番情報を持っている政府がこういう姿勢なので、国民はある日突然犠牲になる可能性が今後もある。

「2021年の大予測」、どこを読んでも、「日本の未来は明るい」、というのはなかった。ちょっと、いや、かなり寂しいがこれが現実のようだ。