動かない船(2020−06−10)
コロナで引き籠もりになって2ヶ月ちょっと。本当にどこにも行っていません。
ですから車も殆ど運転していません。一番の遠出が自宅から6kmくらいのところの墓参りに行っただけで、あとは歩いて行ける範囲しか行動していません。
現役の連中も自宅勤務です、とか連絡もらっています。

政府は感染者数の傾向と経済活動への影響改善などの理由から、各種自粛の緩和を出してほんの少しだけ元の生活に戻りつつあるようです
一方、テレビなどには専門家先生が一杯現れています。私はこういう人たちが描いている”コロナ収束のパターンと条件”はどういうものなのか一番知りたいのですが、言ってくれません。何でですかね。
ジョギングの途中で見かけた紫陽花
専門家先生中にはキャバクラのホステスかよ、みたいな格好で出て来るオバサン先生もいたりして、私の知人の中には時間つぶしに顔見るのは面白い(話を聞くとは言ってませんでした)とか言ってました。ナルホド、、、。

そんな訳で私はこの半強制引き籠もりを利用して、読もうと思って積んであった本を読む、というのを日課の中にガッチリと組み込みました。

ささやかな書斎で1日最低4時間、結構ページは進みます。
でも問題は読むより多い新しいのをAMAZONで”ポチッ”なんですね、困ったものです。

喫茶店代わりに行っていたファミレス通いは再開しました。ジョギング・ウオーキングに行かない日に時々PC持って行きます。
再開した理由は午前中は客がほとんどいないからです。
多くても数名で、これくらいならそんなに気にしなくてもいいかな〜、という事で判断しました。

時々同世代の女性3人組などの客が来ると、私は用意しておいた耳栓を装着します。そうしないと3人組は80デシベルくらいのノイズ発生源になる時があるからです。この前もすごかったです、ホントに。
一度耳栓を忘れたときは耐えられずに時間切り上げて帰った事もあります。

11時半を過ぎると客が少しずつ入ってくるので、私はお勘定を済ませて店を出ます。

雑誌連載記事も3回目の原稿を編集部に送り、校正も終わりました。
記事は毎回ある程度自己完結的なストーリーに仕上げなくてはならず、結構骨が折れます。ページ数もたった6ページですしね。書きたいことの半分も書けません。

編集者とのやりとりはメールと電話で全く問題ありません。一杯やりながらの打ち合わせが実は非常に大事なんですが、今はこれができません。残念です。

そんな訳でどこにも行くことはできませんが退職者にとっては”何か非常に困る”、という状況にある人は私の周りでは少ないんじゃないかと思っています。
飲み会の誘いなども何人かの友人から来ており、大丈夫だとは思うのですが今のところちょっと出かける気にはなれません。
これら友人などとはSKYPE・メール・電話それにたまにLINEも使って連絡を取り合っています。
少し離れたところにもう一隻、3〜4万トンクラスの自動車運搬専用船
半年後なのか1年後なのか、いずれは行動の制限はなくなると思うのですが、なくなったら何をやりたいか、やはり旅行、それと友人達との一杯ですね。呑気なこと考えています。

ここのところずっと気になっていた風景があります。
目の前の伊勢湾にここ一ヶ月間以上、巨大な自動車運搬船が2隻投錨したまま動いていなかったのですが、今日見ると3隻になっています。

双眼鏡で見ると1隻は”FUJITRANS(フジトランス)”、2隻は”TFS(トヨフジ海運)”の船です。

いずれもトヨタ車の名古屋港からの国内・海外への海上輸送をやっている船で、停泊したままという事は車の生産が遅れているという証拠です。つまり経済活動が大きく滞っているのですね。

経済の停滞はマスコミでは大きく報道されているので頭ではわかっていたのですが、こうやって実際に目に見えるとやはり大いに実感します。
この船が動き出すのはいつなんでしょうね。