コロナ引き籠もり(2020−07−18)
新型コロナ感染拡大はまだまだ続いており、一時は収束したかのように見えましたが再び感染者が増加しています。様々なレベルの行動自粛が出されて4ヶ月、趣味のひとつが旅行の私達は2月にハワイに3週間行って、その後東京に1週間行った後は今年はどこにも行っていません。

仕事を辞めてからの"旅行"を大きな楽しみにしてきた私達にとっては残念な日々で、諦める以外にありません。飲み会などは近くの居酒屋で少人数でやるのは問題はないと思うのですが、この4ヶ月間で1回しか参加していません。

様々な同僚、後輩、先輩達とはメール、LINE,SKYPE、それに電話を駆使してコミニケーションをとっており、特に不自由は感じておりません。
お互いの話題は、「ところで昨日は何やってた?今日の予定は?」、とか少々情けない内容になっていますが、皆さんそれなりに充実した毎日を送ってみえるようです。
こんなシャッターチャンスはどうやって掴んだのでしょうね
私も前からやりたいと思っていた事などを、これを機会にボツボツと始めたりで"ヒマしてる"という訳ではありません。そしてやる事の中の一つにホームページ作成があります。

ホームページは特に大きな理由はなかったのですが1年半以上中断しており、去年行った旅行のページが作られてなく、写真も死蔵、せっかく行ったのにもったいないな〜、という気分になったのが再開理由の一つになりました。

昨年は国内4回、海外4回の旅行に出かけ、そのうち国内2回と海外3回はグループ・ツアーで気楽な旅でした。以前は初めて行くところは飛行機とホテルは自分で手配して、行った先で2つくらい現地ツアーに参加、あとは自由に散策するという方法が多かったのですが最近は全部グループ・ツアーです。

理由は観光ポイントには(全部ではありませんが)必ず連れて行ってくれる、効率がいい(個人では2倍の日程が必要)、説明がある(これは重要)、とにかく気楽、それにトータル費用は間違いなく安いからです。

4月に行った4泊5日の台湾は2回目でしたが、台南・高雄・台中などは初めてで大変興味深かったです。6月には昔から一度は行ってみたいと思っていた中欧(チェコ、オーストリア、ハンガリー)、どの国も期待を裏切りませんでした。9月に行った旧満州(中国東北地方)8日間、趣味のひとつが歴史研究の私にとっては非常に有効な旅でした。

これらの旅行ホームページは行った先を想い出しながら作っていくのですが、それ自体が大変楽しい作業です。

旅行のホーム・ページ作りは写真選びから始まります。私は旅先では1日に50枚くらい、多いときは100枚くらいの写真を撮ります。私の場合、写真は”自分の感想のメモ代わり”、という撮り方をする時があり、他人が見ると「?」みたいなのがたくさんあります。自分でも後で見て「?」になる事もあります。

これをツアーでもらった日程表、それに旅行中に書いたメモなどと一緒に見ながら写真を選びます。「ああ、あの時はこうだったな〜」、とか、「あれ?あのシーンの写真を撮り忘れている」、とかこの作業は自分の中の時間を逆戻りさせて再度旅行を楽しむことができます。
シャッターを押したというのは自分が何かを感じたから押している訳で、それが"蘇る"という感じですね。
お願いしてポーズとってもらったのか、と思ってしまいます
選んだ写真はトリミングをしたり、コントラスト調整、色彩調整などのお化粧を施す場合もあります。お化粧は人間と同じで、地に問題があるものはダメなので、多くはやりません。でも見違えるように変わるのもあります。これも人間と同じです。

写真は20代の頃から撮り続けていますが腕はさっぱりあがりません。
中欧旅行のメンバーの中に写真を趣味にしている豊川市にお住まいの歯科ドクターYさんという方がみえて、先日写真を送ってくれました。

9日間、同じ行動をしていた訳ですが被写体を探す、見つける、捉えるという"目"が全く違うのですね。あとは構図、月とスッポンとはこの事です。このページの写真6枚は全部ドクターYの作品です。

選んだ写真は旅行で歩いた順番に50〜60枚を1ページに貼り付けます。これは海外旅行の場合は2日程度の量になります。
例えば今回の中欧9日間の旅は4ページ(写真合計約200枚)です。国内旅行の場合は1ページで3日くらいになるときもあります。

個人のHPで"写真集"という場合はコメントは入っていないケースが多いようですが、私は写真1枚に最低200文字程度のコメントを入れることにしています。

というか多くの場合、コメントの補足が写真というかたちになっています。
こうする事によって旅行での感想を明確に残せます。

コメントは行く前に調べたこと、行った先々で書いたメモ、頭の中の記憶、もらったパンフレット、展示品などの説明書き(写真を撮ります)、それに後で調べた事、などをネタに難しく考えないでパーッと書きます。

この中で一番重要なのがメモと記憶なのですが、最近メモに抜け漏れが増えてきました。何か方法を考える必要があるのですが思いつきません。

ホームページは旅行の他に”日記、言いたい放題、無線”の3カテゴリーがあります。日記はもっとこまめに作りたいのですが、まだペースに乗り切れていません。
言いたい放題のカテゴリーも"アブない"というか"みんな思っているが口に出さない"みたいなネタがどっさりメモしてあるのですが、これもペースに乗り切れていません。

無線はアマチュア無線仲間に向けた昔の思い出中心です。ナゼ昔かと言うと今のアマチュア無線は大人の道楽になってしまったので、つい昔になってしまいます。

これらは頭の中にイメージで残っているだけです。これを表すためにイラストの練習を始めました。鉛筆スケッチは私の趣味のひとつですが、私の場合イラストはスケッチよりうんと難しく感じます。

スケッチもイラスト描きもお金は殆ど掛かりません。私は鉛筆2本と消しゴム、それにA5のスケッチブックだけなので全部で500円くらい、定年後の趣味にぴったりです。

ホームページ作りも基本的に投資は必要ありません。強いて言えばサイト作成ソフトくらいです。私は15年くらい前に買ったHPBを今でも使っています。

ホームページを作って(再開して)よかった点は、物事をボーッと見聞きするのが減ったこと、写真撮影に工夫をするようになったこと、イラストを描く練習を始めたこと、文章を作る機会が持てること等のボケ防止効果です。

しかしそれ以上の効果は友人・知人達とのコミュニケーションのツールになっている事、知らない方からメールなどを頂ける事かも知れません。

せっかく再開したホームページ、しばらく続けてみます。