何が問題なのか?(2020年5月4日)
今は武漢ウイルスで世の中が変わろうとしている。こういう時に言いたい放題(暴言)を連ねるのはどうかと思うが、ある先輩から、「何やってるんだ?寝てるのか?」、と言われそうなので少しだけ書く。

まず武漢ウイルスで10万円を全国民に支給するらしいが、何でこういう愚策をやるのか。
私の少々ガタが来てる頭では到底理解できない。
普段から仕事もしてない連中、働かなくても生きていける連中、こういうのも、関係なしに配るという。飲み屋、風俗の連中、ガイジンとか、元々所得をまるきり誤魔化している輩にも配るというではないか。
私はこの政策には100%、いや200%反対だ。

配るのは所得を正しく申告している、"失業した人"、だけでいい。
それまできちんと働いていて、働けなくなったからこれを助ける、これだけでいいはずだ。今まで働いてもいないのに、コロナだから10万円支給するのはおかしい、というのは小学生でもわかる理屈だ。
飲み屋のホステスにも配るという、今までさんざん客からぼったくりをやっていたくせにふざけるな、と言いたい。逆にこのご時世である、客に返金せよ、と言いたい。

具体的には失業保険の給付条件見直し、例えば時限的な給付条件緩和でいい。私は2年前からもう働いていない年金生活者である。年金の支給は続けられるから10万円の支給は必要ない。
だから自分が適切だと思うところに寄付をする。(本当です)

しかし生産・サービスの多くがストップしている世の中に現金をばらまくとどうなるか、これは私でもわかる。
インフレになる。

インフレとは、例えば今まで1000円で買えたモノが、1500円とか2000円になるという現象だ。どのレベルまでインフレになるかはわからないが、経済対策で100兆円規模の対策、つまり政府はプリンターをフル稼働して札びらを世の中にばらまくのであるから、誰が何と言おうとインフレになる。

しばらくすると私の15万円の年金の価値は10万円、いやそれ以下になる。これを政府も野党も国民もOKした、と言うことだね、今回の10万円給付は。
私は反対だが。


と思っていたが経済アナリストの中には違う見方をしている人がいる事がわかった。強力なデフレ圧力がかかっているというのだ。(5月17日)

・消費が鈍い: 解雇、賃下げにより個人の収入減から購買余力が低下している。
・感染への恐れが消費を萎縮させている。

経済活動は徐々に再開され、製品・サービス供給は元に戻っていくが消費が伸びない、つまり物価が下がる(デフレ)方向という事らしい。
どうなるんだか、主要な統計・予測を注意深く見ていきたいね。

テレビで、「男はつらいよフーテンの寅」、をやっていた。寅さんは人気がある。新しいシリーズが始まるとか。(既に始まったのか、よく知らない)

寅さんに日本人は思い入れがある。
憧れ、親しみ、甘えと優しさ、優しさの原点、日本人の民族性が表現されている、etc。そんな素晴らしい映画だから50年間も人気が続き、今でも”ハンパない”人気がある、という事らしい。

私もこの映画はかなり観たし、先日も観た。「SHINも寅さんが好きなんだよね、そうだよね〜、日本人だもんね〜」、と言われそうだ。

ズバリ言っておこう。
私は寅さんが何でそんなに人気があるのか、全く理解できない、というより寅さんはその根性をたたき直す必要のある人間だと思ってる。
ナゼか。

先ず、こんな勝手な人間のどこがいいのか、自分の親戚と勝手にケンカして出て行って、また勝手に帰ってくる、あんなに素朴で親切なおいちゃん、おばちゃんを始め皆には自分の都合だけで迷惑しか掛けてない。

裏の印刷工場で働く工員を頭からバカにして、その社長さえこけにしている。ここは寅さんの特徴を最もよく表している部分だと思う。
寅さんは真面目に働く人をバカにしている。許せない。

いい歳して幼稚であるし、自己中この上ない。私は映画を観ていて腹が立つときの方が多い。
あまりにもみんなの善意と気持ちを無視して勝手に振る舞うからだ。
それによくふて腐れる。何?ってびっくりするくらいに、だ。

ある人は、「わがまま人間を受け入れるのが心の広さ」、というが、それはあの映画では描いていない。
子どものような手に負えない男の暴言・暴挙にじっと耐えながら、改心するよう説得を試みるが結局は失敗する”真面目な働き者の日本人達”を描いている映画、というなら私も理解できる。

何で寅さん(と言うかこの映画)が日本人の財産なんだ? どう考えてもそんな評価には至らない。
私はおかしいのか?