日高義樹氏の新刊を読んで(2021年05月11日) |
尖閣諸島の領海は既に実質的に占領された。あとしばらくすれ日本漁船は島に近付くことさえできなり、島にはいつの間にか漁民(実は紅軍兵士)が上陸する。 こうなっても政府はいつもの"遺憾砲"を発射するだけで行動には移さないだろう。行動をすれば日本国内で何が起きるか、それを制御できる自信がないからだ。 これは日本への明らかな侵略であるが、日米安保条約を結んでいるアメリカは日本が先に動かない限り行動は起こさない。日本人の中には何かあればアメリカが真っ先に助けてくれると思っている人が多い。しかしこれは120%ない。 仮に政府が自衛隊に防衛出動を下令しても部隊は動けないのではないか。恐らく、、、隊員の家族が黙っていないだろう。 隊員家族を煽動するグループは既に日本に一杯ある。 ウチの息子を死なせる気か、ウチの夫をそんな危険な目に遭わせるのか、泣いて叫ぶ親や奥さんがテレビの画面に大写しで出る事になる。 隊員は動揺し命令不服従・脱走などが頻発、部隊は機能しなくなる可能性がある。 ナゼこんな事が言えるか?簡単に言うと自衛隊は軍隊ではなく、隊員は公務員だからだ。 防衛出動は災害派遣とは訳が違う。 それに今の状態では有事の際、操縦者不明のドローンが日本の空を舞って自衛隊の航空機などは発進もできなくなるであろう。 では現実的に日本はどうすればいいのか、これから先も我々が生きていくためにはどうすればいいのか。 既にもう遅すぎるかも知れないが日本が自立国家に生まれ変わる事が唯一の方法ではないか。 自立国家と独立国家は違う。日本は独立国家であるが自立国家ではない。 日本は法的には国家として独立しているが、軍事的・経済的に他の国の影響をあまりにも大きく受けており、自分の意志で物事を決めにくい国だ。 アメリカににじり寄ろうとすると中国からグッと睨まれる、北朝鮮というチンピラには恫喝される、恩知らずのスピッツみたいな犬(韓国)にはいつもキャンキャン吠えられる。 中国は裏庭に勝手に入ってきて生け垣の位置を変えようとしている。そういう中で日本はどうすれば自立国家になれるのか。 やはり土足で裏庭に入ってくる不届き者とかチンピラは追い払う"チカラ"がいるのではないか。 スピッツは?水をかけてやればいいのでホースを準備しておけば十分であるが。 つまり自立するためにはルールを守らない連中を追い払ったり言い聞かせる力が必要なのだ。この力とは強い経済力と防衛力(軍事力)なのだ。他国への依存をしなくうてもいい、自立した経済力と防衛力を再構築する、日高氏の著書を読むと結論はいつもここに行き着いている。 細かいところは言えばキリがないが、ボクはこれは正しい進むべき方向であると思っている。 |