ボクは45才を過ぎた頃から、日本近代史に大いに興味を覚えるようになった。ナゼ日本近代史なのか、これには背景がある。
ボクは中学生になる頃から、短波放送で外国の放送を聞いたり、外国の風景などに関心があった。その頃、近所のアメリカ人宣教師からもらったナショナルジオグラフィックは、すり切れるまで何度も見た。
会社員になってからは海外関係の仕事をするようになり、外国人と接したり外国に行く機会が増え、45才から15年間はとうとう外国に住むことになった。

外国に住むとイヤでも自分は日本人である事、自分の祖国は日本である事を自覚させられる。
国と人によっては、自分の国に自信と誇りを持てない人間は軽く見られ、適当に扱われる事がある、というのもわかった。
そういう中で自分、つまり日本人、そして自分の国をより深く詳しく知りたいと思うようになったのは、半ば自然だと思う。
「日本を知るには"日本近代史"を理解するのが要諦である。」というアドバイスをある先輩から受け、飛鳥時代でも平安時代でもない、近代史を少しずつ紐解くことにした。
日本近代史とはペリー来航(1853年)から、サンフランシスコ英和条約(1951年)までの100年間が対象で、節目は明治維新、日露戦争、そして太平洋戦争(大東亜戦争)である。
明治維新を知るにはその前の江戸時代末期30年間、日露戦争を理解するには明治維新から日清戦争を経ての30年間、そして太平洋戦争を理解するには日露戦争以降満州事変、更に日中戦争の30年間について調べないと理解できない、というのもわかってきた。
歴史上の大きな節目は、その原因が前の約30年間で熟成されており、この仕込みの30年間とも言うべき長さは、現代でも流れの大きな変化などについては、同じように見える。 |