久米島に来ています(2020−10−06)
先週の金曜日から沖縄の久米島に来ています。新型コロナのお陰でこの半年間旅行を控えていましたが、「もうそろそろどこかに出かけてもいいんじゃないか」、という事でJALのGOTOキャンペーン対象の”沖縄・久米島7泊8日”のツアーを申し込みました。

レンタカー込みで昨年の8泊9日以下の値段ですから、エライお値打ち価格のツアーとなりました。
出発当時のセントレア空港までは四日市駅前からの空港バスが運休のため近鉄と名鉄を使って1時間半、到着した空港の出発ロビーはガラガラ、レストラン街に行くと半分くらいのレストランは休業中、保安検査も私一人だけで検査員も手持ち無沙汰そうでした。

ラウンジは現役のサラリーマン風ばかりで私のようなTシャツ姿は誰もいません。
那覇までのフライトの搭乗率は40%程度で、とにかく何もかもいままで経験をした事がない状況で拍子抜けというか、「へー!」、と驚くことばかりでした。

フライトは順調で全て予定どおり、久米島空港には18:45に到着、スーツケースをピックアップしてレンタカーの窓口へ。
レンタカーは3社ほどあるのですが開いているのは私が申し込んであるオリックス・レンタカーだけ。

受付のお嬢さんには、「久米島は9回目で全部お宅のレンタカーを使わせてもらってます。」、とお世辞を言って説明を全部かっ飛ばしてもらいました。(本当はABCとかイーストとかも何回か使っています)

レンタカーは駐車場の一番奥なのでそこで車を探していると、「Nさ〜ん、Nさ〜ん」、という女性の声。遠くを見ると先ほどのレンタカー受付のお嬢さん、私が車を探している列が違っていたのでそれを教えてくれたのでした。
彼女も店じまいで自宅に帰るところのようでした。暗い中で車を探し回ることなく、助かりました。

ホテルはいつものイーフビーチホテル、部屋はメールで頼んであった3階一番奥の302号室。このホテルは古いのですが部屋は非常に明るく開放的で気に入っています。

部屋に行く途中のレストラン前でいつも親切にしてくれるKさんという従業員が声をかけてくれました。ちょっと立ち話をして気になっていた地域限定クーポンがどこで使えるのか聞いてみました。
ホテル以外では殆どないが"南島食楽園"という居酒屋は使えるとのこと。
そうか、、、土曜の夜はそこでTKさん、TIさんと一献やる予定になっているので丁度良かった。

早速海洋深層水の大浴場に行って旅の汗を流した後夕食のためにホテル近くの"波路"という居酒屋へ。客はまあまあ入っています。
私は一人なのでカウンター席へ。
11時前に自宅を出て波路のカウンターに座ったのが20:45、つまりくつろぐまで結局は10時間掛かった事になります。
ここは店の従業員の愛想もよく、ここ2〜3年は毎日の夕食は半分以上"波路"です。いろんな店に行ってみましたがイーフビーチホテル界隈の居酒屋で私が○を付けられるのは3軒だけ。

その中で波路が一番近いので結局はここに落ち着いた、という訳です。体格のいいオバさんと赤銅色に日焼けしたオバさん2人が私の事を覚えていてくれました。

マグロの刺身と海ぶどう入りの卵焼きを注文。沖縄近海はマグロだらけなのです。
泡盛ぼボトルをキープ、銘柄はもちろん"美(ちゅ)ら蛍"。刺身は500円、700円、1200円とありますが700円なんかを頼むと食べきれませんので素直に500円を頼みます。
久米島では間違いなく鈴鹿あたりの居酒屋の2倍以上の量があります。

日焼けしたオバさんと少し話をしました。オバさんはもずくのかき揚げをサービスで持ってきてくれました。嬉しいですね、こういうサービスは。

土曜の朝、快調な目覚め、、、ではなかったのですが窓の外は紺碧の海、いつ見てもこれには感激をします。ハワイのコンドから見るワイキキの海はもちろん文句なしにきれいですが、久米島のイーフビーチホテルからの砂浜と海と空も素晴らしいものがあります。

朝食は宿泊客が激減しているせいかビュッフェもミニミニです。ご飯とか味噌汁も係がいてよそってくれました。ここでもレストランマネージャーの、"沖縄人という顔"、のオバさんに声を掛けられました。
「あれ〜、ひとり?」、「はあ、たまにはカミさんの前から姿を消す、これって退職すると大事な事なんです。カミさん孝行です。」、というと大笑い。

食事後の午前中は昨夜の寝不足解消のための二度寝。昨夜は東京からちょっと急を要する連絡が入り、その対応をしていたのでした。
結局昼食はなし、14:00にタオル持って海洋深層水の大浴場へ。緑色の海、蒼い空と白い雲を見ながらの風呂は格別なのです。

風呂上がりはどうするか、、、もちろんビールです。PC持って喫茶の特等席に座って飲むビール、最高です。
夕方の6時半、今夜はTKさん、TIさん、プラス1人の3人で私のウエルカムパーティーをやってくれるというので居酒屋"南島食楽園"へ。

予約席に通されてしばらくするとTIさんが若い女性を連れてやってきました。話を聞くと彼女は町役場勤務TIさんの部下で臨時職員とのこと。
「彼女ヒマしているからSHINさんのウエルカム・パーティーに連れてきました」、とか。

そのうちTKさんも見えて4人で乾杯。TKさんは久米島町議員で昨年の選挙後、町議会議長になったそうで、今から7年前に初めて久米島に来たときに知り合ってからの付き合いです。
TIさんは4年前にTKさんが連れてきてくれ、1年前まで町議会の事務局長でしたが、今は久米島高校生留学受け入れセンター長です。

久米島は少子化で1校ある高校の全校生徒数が240人程度になっており、このままだと程なく200人を切るという事で、本土から生徒を募集して久米島高校に入学させるという施策をとっているのです。

現在主として関東方面から30名が久米島高校で学んでおり、これらの高校生達は普段は寮に住み、土日は島民の里親の家に行くというシステムです。

この寮の管理人の一人がTIさんが連れてきたUさんで、神奈川県出身で当年34才とのこと。これら高校留学生達の事を話してくれましたが、本当に大変そうでした。
特に寮生活、学校生活について親との関係が微妙なようです。
また生徒達と里親達の間もいろいrあるようで、これの対応はTIさんが主としてやるようでした。

TIさんUさんの話を聞いた限りでは問題の多くの原因は生徒達の"団体生活"の未熟さと基本的な礼儀の欠如にあるように感じました。

18:30から始まったウエルカム・パーティー、結局お開きになったのは22:30でした。居酒屋からホテルまでは700m以上あるので、Uさんの運転する車でホテルまで送ってもらいました。
そんな訳でUさんはアッシー君をやらされたので今回は液体燃料はなしでした。Uさんの任期は3年で再任はなし、それまでに苗字が変わるといいのですが、、、。

私が久米島に来るとこうやって毎回必ず誰か新しい人を連れて来てくれるTKさんとTIさん、TKさんは3期目で61才、TIさんは58才であと1年半で役場を定年、2人とも私より若いので私が久米島通いを続けている間はこれからも会ってもらえると思うので安心です。
本当に素晴らし人達と出会えたものです。