いつもの京都と鳥羽(2021−09−23)
9月に入ってからパッとしない天気が続いていましたが先週辺りから晴れの日が多くなり、気温も少し下がってきました。空を見ると秋の香りがします。
私の部屋からは15〜20km先の私が育った津の街、それにユニバーサル造船の巨大なクレーンもよく見えます。天気が良ければ50km先の伊良子水道入り口にある神島とかもくっきりと見えます。

先週の台風一過後の数日は特に視界がよく、ボーッと景色を眺めている時間が多くありました。
しかし現在はコロナの影響で三重県も緊急事態宣言が出ており、どこかに出掛けてみようという気持がどうしても失せます。
鳥羽の海と空はきれいです
9月に入ってから第五派も下火になってきたので、もう外出制限も限界だ〜! という事でまたまたまた2泊3日で京都に行って、宇治の平等院、本能寺、京都御所、西本願寺などをブラブラしてきました。

観光客は"ゼロ"ではありませんでしたが宇治の平等院以外は"ほぼゼロ"状態で、御所に至っては出会った観光客は4〜5人だけでした。
そんな訳でどこに行っても独り占め状態の京都を楽しんできました。

今週はこれも定番の鳥羽にある会社の保養所に1泊2日で行ってきました。鳥羽までは自宅から75km、ずっと一般道で行くのでゆっくり走って2時間弱、ちょっと出掛けるか〜、、、という気分で行ける距離です。

保養所は60才の定年までいた会社の健康保険組合が直営する施設で全国に5カ所あります。WEBサイトを見てなるべく予約の入っていない日を選んで行きます。

休日は現役社員の利用もありそれなりに予約は入っていますが、それ以外はいつもガラガラ、7月に行った時などは利用者は我々夫婦だけ、という状態で貸し切りでしたた。
今回は我々以外に2組で合計3国だけ、という状態でした。

鳥羽には今でも観光ホテルが一杯ありますがどこも閑古鳥が鳴き、昔の面影は全くありません。
鳥羽はかつては伊勢神宮参拝と一体にで、お参りの後に鳥羽で美味しい海の幸を頂いて一泊する、というパターンの客が多くいました。

ところが伊勢まで高速道路ができて名古屋・大阪方面からも車で来て日帰りをする人が多くなり宿泊客が減った、また美味しいものを食べるために泊まりに来るという客自体が減った、その理由を地元観光協会は言ってました。

私は鳥羽の観光ホテルには2回宿泊しています。1回目は2010年日本に帰って来て定年だったのでその記念にという事でちょっと有名な観光ホテルに泊まりに行きました。

宿泊料は2食付きで2人で50000円、夕食の料理は異常に貧弱でした。

翌年は昔の先輩夫婦が京都経由で鳥羽に見えたので、中心地から少し離れた石鏡というところのホテルを予約、私達も一緒に泊まったのですが、部屋も料理も何だ、こりゃというレベルでした。
今でも先輩に申し訳ないと思っている程です。

言えるのは客が減った最大の理由は実はキャッチフレーズの料理が期待外れでそれが口コミなどで伝わったせいではないかと思ったりしました。

私が経験した料理とは、現在日本中どこにもある居酒屋のチェーン店のレベル以下と言えば大体分かると思います。

そんな訳で私は鳥羽の観光ホテルにはもう泊まらない事にしています。
ただ1泊1人当たり3万円以上払えばそこその部屋と料理が出るようなコマーシャルになっているので払ってもいい、という人は別な意見だと思います。

鳥羽では公務員OBが利用する保養所(誰でも利用できる)にも泊まった事があります。ここも部屋のメンテナンス、大浴場の清掃状況、料理など、利用者が少ない理由がよ〜くわかりました。

鳥羽にある会社の保養所、ホテルではないので少しシステムが違います。
食事開始時間がぴったり決まっている、連泊でも10:00〜15:00は保養所内にいる事ができない、あとはひげ剃り用のカミソリがない、とかありますが快適に過ごせます。

私は15:00にチェックインしたらまず一風呂、大抵はひとり、いても他に1〜2名です。あとは部屋で海を眺めながらビールを飲んで読書などをします。
私は夕食時に液体燃料を頂きますので割と早く寝てしまいます。
風呂に入って食事で一杯
そのせいで朝が早く、夜明け前に起きて明るくなる空を見ながらまた読書したりPCに向かったりします。PCを使う時は保養所はWIFIがないのでカミさんのポケットWIFIを使わなくてはなりません。

適当なところで朝風呂に入ります。現役時代、ボクは考えあって朝風呂に入る事はありませんでした。
しかし定年後カミさんが必ず入るのを見て、そんなにいいものかと入ってから病みつきになり、今では大浴場のあるところは必ず朝風呂に入るようになりました。

夕食は2年ほど前に代わったシェフが洋食で修行をしたという人で、コテコテの和食から和洋折衷に代わりました。
シェフ曰く、和食は勉強しながらやってます、、、とか。

液体燃料は地酒の"八兵衛"を2合ほど頂きます。保養所はコロナが流行してしばらく経った頃の昨年の公判に半年ほど閉館していましたが、その後は開いています。

私はゆったりといい景色を見る事ができてそこで読書したりPCに向かったりできる環境、あとは風呂と液体燃と普通の料理、これがあれば十分です。そんな訳でしばらくは京都と鳥羽、ここで変化をつける生活を送ることになりそうです。