クリスマスこそ生きがい(2021−11−08) |
サンクスギビングが終わるとクリスマスです。ボクは何年か前にフリピンに住んでおり、その時に経験したクリスマスがなかなか衝撃的でした。 先ず、、、フィリピンではクリスマスは9月頃からボチボチ始まります。これにはびっくりしましたね、ボクも。 大きなショッピングモールに行くとイルミが点灯を始め、クリスマスソングが流れているのを聞いて、これって何かの間違いだろうと真剣に思いました。 10月の半ばからはもうクリスマス一色と言っていいくらいになり、私の日本人の知人などは、「フリピン人はクリスマスのために生きていると言ってもいくらいです。 11月末くらいからは皆そわそわして仕事がはかどりません。」、と言ってました。 確かにその頃になるとみんな何かしら浮き浮きした動きというか、表情というか、そんな感じが明らかに伝わってきました。 そして彼等にとって一番重要な、"13th month pay:13ヶ月目の給料"、がもらえるのが12月なのです。これは法律で決まっており雇用者は12月の前にその職場で(確か)3何ヶ月以上右働いた被雇用者に1ヶ月分の追加の給料の支払いの義務があるのです。 対象は世の中で被雇用者として働いている全員で、これはレストランの従業員とか、何とクラブのホステスなども受け取っているのがいました。(何で知ってるんだ?) エー!そうなんだ〜、ボクもびっくりでした。 そんな訳で12月になるとプレゼントが行き交い、パーティーに精を出す、、、こんな感じでした。 ボクはVPと一緒に取引先を回ってクリスマスプレゼントをCEO,VPなどに配る仕事がありました。逆にボクも一杯もらいましたが手許に残しておきたいな〜、というものはあまりありませんでした。 会社はホテルを借りて全社員参加のクリスマスパーティをやりましたが、全員正装で女性はロングドレス、それにビシッと決めた化粧で「あれ?これ誰だっけ?」とか変身しており、戸惑ったりしました。 フィリピンのクリスマスの飾り付けなどが取り込まれるのは1月中旬くらいなので4ヶ月間はクリスマスという、多分世界一の長さだと思います。 11月になってそんなフィリピンのクリスマスをちょっと思い出したりしております。しかし、今のボクに彼等のクリスマスのように1年でワクワク待ち焦がれる行事ってあるのか、考えると思いつきませんね、ちょっと寂しいような、、、。 |