ロシアのウクライナ侵攻は他人事?(2022−02−26)
今週は例の2022年2月22日22時22分22秒という記念すべき(大した意味のない事はよくわかっているが)瞬間があった。これを残すにはどういう方法がいいのか、持っているデジタル時計は秒表示がないので結局はWEBサイトの時計をスクリーンショットで残した。

14個の数字のうち2個の"0"を除き、残り12個が全部2、つまり0と2だけで構成されており、壮観(?)と言うべきか。これだけではやはり面白くないので同時のこの日の事を簡単にメモで残す。
この日は晴れ、朝9時頃の気温は2℃、風が少しあり寒く感じた。

娘夫婦のマンションのリフォームの件でリフォーム担当者と名古屋のある什器メーカーのショールームで10:00に待ち合わ、見学・打ち合わせ。
12:30頃に終わったので名古屋に来るといつも寄る鰻屋へ。

ここの店の会長はオハイオに居た時によく行った日本レストランの寿司職人のHさんの親方が会長で経営している店で、名古屋市内に8店舗、セントレア空港にも店を出している。
ボクは”鰻は大好き”という程ではなく、鈴鹿市内で行った2軒が度を越した"ヒドイ"店で、鰻屋に行く気が失せていたのだが、その後ふとHさんの言葉を思い出し、機会を見つけてこの店に入ってみたところ”大花◎!!”

そんな訳で名古屋に行くと必ずここに寄る。この店、いつ行っても行列、最低15分待ちでコロナ前は40分くらい列んだ事もあった。
ボクは注文をして出てくるまでの間に熱燗を一本頂く事にしており、この日は婿がいたので二合徳利で頂いた。

前日に押し入れの中の重い荷物を、妙な姿勢で取り出して左上腕の筋肉が軽い肉離れを起こして痛いのと、AMAZONと注文した本の事でちょっとトラブルがあった、、、etc。

何の変哲もない2022年02月22日22時22分22秒の日でした。
尚、この日と類似した瞬間は89年後の2111年に1と2のみの年月日時刻になる日があります。

ここのところのロシアのウクライナ侵攻の件でニュースなどがホットである。
ボクはウクライナに関連する情報は日本とアメリカの両方から仕入れているが、日本はお手軽・INDEX版としてNHKのBSニュースを見る事が多い。

NHKのBSニュースは非常に気になる事がある。それは放送の時間配分と内容である。
時間配分とは、ロシア側発表の内容とアメリカ・EU側発表が大体4:1〜5:1で、NHKのBSニュースは完璧にロシア側の見解報道に軸足を置いているのである。
NHKはロシアの代弁放送局と言われてもおかしくないのである。

内容もロシア側発表に対して何の吟味もなく垂れ流しているように見える。
例えば20日頃にロシア軍はウクライナ国境から撤退をした(今となってはまっ赤なウソであったは皆知っているが)というのを、ロシア発表の戦車の映像と共にを喜々として垂れ流していた。

ロシアはウクライナ国境沿い後方十数キロに兵站基地をズラリと作っている。その後方には更に大きな後方支援部隊が進出している。
前線の部隊が兵站基地に戻ったのをロシア政府は"後退"、つまり侵攻中止・部隊撤収を匂わせる情報として流したのであった

兵站基地へ部隊が大挙して入るのは後退ではなく、これは行動準備、つまり今回の場合はウクライナ侵攻準備行動と見るのが常識だそうだ。
ボクはこれをアメリカのFOXニュースのサイトの解説で見たのであるが、FOXニュースは明確に「進攻の準備行動」となっていた。そしてこの時のアメリカ政府の発表は「後退の徴候はない。」、であった。

これに関してジャーナリスト・作家・ミュージシアンのモリー・ロバートソン氏は次のように述べている。

日本の報道は欧米とロシアの主張と両論併記しがちであるが、ロシアの流している情報はデマであり、歴史の歪曲なので欧米の主張とロシアの主張を並べてしまうと中央値はロシア寄りになってしまう。

NHKを見ているとボクもそう思う。

ボクはウクライナの件に関してボクの考え、その他について、LINEで繋がっている中の15人ほどの仲間に意見を聞いてみた。

・金科玉条に崇め奉ってきた自由民主主義の弱点がさらけ出されて状態かと思う。制御される窮屈さを我慢するか、それを嫌がって違うやり方を選ぶか。(ボクの意見:ウクライナは”選ぶ”という立場にあるのだろうか?)

ドイツへのガス供給を進めたのは東独出身のメルケルで、ドイツはロシアにライフラインを握られているので何もできないはず。元々メルケルはプーチンと近く、アメリカがメルケルに対し、スパイ容疑によって携帯の盗聴を行っていた件は頷ける。

・もう米軍もNATOもなにもできない。ロシア経済制裁は大した効き目は期待できず。
それよりロシアのガス供給停止の方が西欧への打撃がでかい。北京オリンピックでプーチンと習近平はいろいろと相談済み。

・私にはこういう事はどうしようもありませんね。(特に関心なしということ。)

・ロシアのやりたい放題、ウクライナの大統領がショボい。日本はガチで対抗しなければ影響は軽微じゃない?その前に日本そのものがオワコンかも。(日本はいずれにせよ蚊帳の外。)

・あんまり気にしても仕方ないじゃないか。それより毎日穏やかな生活が送れればワシにとっては何も関係ないね。確かにウクライナの人達は気の毒とは思うが。

・ゴルゴ13的な解析楽しみです。(ボクの意見:これだけはボクも意味不明だ。)

株、何とかしてくれ〜。(ボクも同感!)

7人の仲間からは特にコメントはなかった。意見はあるのだろうがきっと忙しいのだろう。
最新ではプーチンは、「交渉の準備あり」、とウクライナに伝えたそうだ。電撃作戦で一気にウクライナ軍を駆逐、ドスを首元に突き付けて、「交渉する気あるか?どや?」という感じか。昔から変わらないね、この国は。

2月25日付のZAKZAKに”有本香氏”による以下の記事があり、ボクは大いに納得・同意したので転記させて頂く。(個人のWEBサイトへの転記なので問題はないと思う。)

北京で冬季五輪が閉幕した翌21日、世界が一気に緊張に包まれた。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、ウクライナ東部の親ロシア勢力が自称する「ドネツク人民共和国」「ルガンスク人民共和国」の独立≠ネるものを承認し、両地域へ「平和維持」の目的でロシア軍を派遣すると命じたからである。

米国のジョー・バイデン大統領は、ロシアによる独立承認≠「国際法への明白な違反」と非難。
西側諸国が続々とロシアへの経済制裁を発表したが、何とも迫力不足
だ。
ロシア側はこの事態に備え、すでに「大量の外貨を準備済み」ともいわれている。

日本時間の23日午前にも、バイデン氏は新たな制裁発動を表明したが、残念ながら「後の祭り」感だけが強い。
返す返すも、1月19日の「小規模な侵攻なら対応の仕方には議論を要する」というバイデン氏の失言が悔やまれる。あれが、プーチン氏に「いける」と思わせた。

そして、一連のプーチン氏の手際や国際社会の動きを見て、「オレもいける」と、中国の習近平国家主席も思っただろう。

本稿では、ウクライナの平和を祈りつつ、現時点までの世界の動きを「他山の石」とすべく振り返っておく。
ポイントは3点ある。第1は「情報戦」、第2は「独立勢力」、第3は「資源」だ。

「情報戦」から見ていこう。
今回、ロシアが仕掛けた情報戦の特徴は、ウクライナ側の「戦意喪失」を狙った国際世論の形成にあったと思う。その中で私が驚いたのは、日本のメディアの強い「親露バイアス」である。
日本の大メディアの大半が、「親露派の多い東部では」とか、「ロシア語を話すロシア系住民」と当たり前のように言っている。

ウクライナ東部住民の多くがロシア語話者ではあるが、イコール「ロシア系住民」でもなければ、ましてや「親ロシア」とは程遠い。

「言語とアイデンティティーは別」であり、むしろ「ロシアと徹底的に闘う人が大半だ」
と複数の在日ウクライナ人が明言している。
だが、奇妙なことに、こうしたウクライナ人の声は日本のメディアに載らない。

日本メディアがウクライナ情勢を報じる際にはなぜか、「ロシア専門家」を呼ぶことが多い。

彼らは、ロシアを諌めるようなことを少々言って自身への批判を避ける保険をかけつつも、「ウクライナはNATO(北大西洋条約機構)加盟を諦めざるを得ない」かのような「本音」をやんわり言うのである。
結局は「プーチンの代弁者」というわけだ。

こうした親露バイアス情報があふれたためか、テレビのコメンテーターが、「ウクライナ人は、なぜロシアになるのが嫌なのか?」、というおバカ質問をウクライナ人にしてみたり、ネット上にも「プーチンばかり悪者にするな」、「ウクライナは腐敗国家だ」といった声が増えたりした。

「所詮世界は『やったもの勝ち』だ」という、利いた風な他人事的な声も少なくない。

いずれも、本件が、国際法の禁じている「武力による威嚇」「力による現状変更」であることを忘れた声。まさに、侵攻側に都合のいい「世論」が作られているといえる。

第2の「独立勢力」についてはこの約10年、隣国によって着火≠ウれてきた、「沖縄独立論」と、それに乗る勢力の存在である。

仮に、隣国がつくった”独立勢力”が、国内の外国勢力と組んでそれなりの数を確保し、「独立」宣言をしたらどうだろう。隣国は喜んでそれを承認し、自国軍を送る口実にするにちがいない。

第3の「資源」とは、欧州諸国が天然ガスの供給をロシアに頼っている現状にある。

「脱炭素」にかじを切ったいま、生命線である天然ガスの蛇口を仮想敵国に握られるという、最悪の自業自得シナリオのなかで、「対露制裁」などと言っても、迫力があるはずがない。

生産拠点や市場はもちろん、太陽光パネルから、電気自動車の原材料の供給まで中国に頼っているわが国は、まさに欧州と相似形だ。ロシアのウクライナ侵攻と同じシナリオで、中国が沖縄に侵攻する状況は容易に想像できる黒未来である。

いずれも、本件が、国際法の禁じている、「武力による威嚇」、「力による現状変更」であることを忘れた声。
まさに、侵攻側に都合のいい「世論」が作られているといえる。