ちょっと焦りました@久米島(2022−04−22)
2日目の朝、朝食を摂りにレストランに行ったら係の女性がボクに声を掛けてくれた。
「あ、またお見えになったのですね。」、このホテルはこれで11回目の宿泊、全部で70泊近くになると思うが毎回顔を合わせるので覚えていてくれたのだろう。

2〜3年前からこのホテルでも外国人従業員を見かけるようになった。
朝食の時である。ボクは "RADIO VOICE OF VIETNAM" のTシャツ(胸にはベトナム国旗のプリントがある)を着ていたので気になったのか、1人のアジア系外国人ウエイターがチラチラボクの胸を見る。

それでボクの方から声をかけてみた。故郷はミャンマーだと言う。日本の生活に慣れたか聞くと、「来て2ヶ月しか経ってないので、まだ、、。」、という返事だった。

アシスタントマネージャーに外国人従業員はどこの国から来てるか尋ねたところミャンマーとネパールから、という答えだった。
彼の話によると案の定、「真面目によく働いてくれる。日本人より使いやすい。」、との事だった。

6〜7年前に町会議員のTYさんに、久米島には外国人が何人くらいいるのか聞いたことがある。

その時の話ではALTのアメリカ人が1名、日本人と結婚したアメリカ人(ボクは会った事がある。確かアリゾナだったかテキサス出身だった)、それに中国人が1名という返事だった。
現在はこんなホテルに5名も6名もいると言うことは島内にはかなりの数がいるのではないか。

朝食を終えて部屋に戻ろうとしたらボクと同年代とおぼしきご婦人に、「昨夜、居酒屋"波路"で飲んでた方でしょ?」、と声を掛けられた。
ボクはTAさんと飲んでいたのであるが、この方はボクの事をてっきり地元の人間だと思っていたという。

「家で飲むよりたまには外で飲むのがいいのかな〜、って飲んでみえるのだと思ってました」。
この方は沖縄離島巡りを趣味としているそうで、「一番いいのは与論島ですよ。」、としきりにボクに薦めてくれた。

やっぱり居酒屋でボクは地元のオッさんに見えたのかな〜。そうだよな、色も黒いしね。

朝食を終え、部屋に戻ってボクは歯を磨く前に歯間ブラシを使ってチクチクやっていたら何と、応急処置で被せてある歯がポロッと外れてしまった。アリャ〜、これは一大事。

現在ボクは歯の大治療中で外れたのは仮の被せた歯で、小さな仮の入れ歯を引っかけてある重要な歯なのだ。つまり仮のための仮の歯である。
処置は接着剤でもう一度くっつけるだけであるが、もちろん歯科医院に行かなくてはならない。

久米島には2軒の歯科医院があったと記憶しており、果たして急な飛び込みで診てくれるか。ボクは昨夜飲んだTAさんに電話をかけてみた。

「以前は2軒の歯科医院があったが今は1軒、だから予約で埋まっており、島民でも余程のことでない限り割り込みは難しい状況です。」
「事情を歯科医院に話してみましょう。」

という事で返事を待つこと30分。
「待ち時間に制限がなければ予約治療の間に診てもらえるかも知れません。」という話である。
「私の久米島滞在に時間的な制約はありません。何時間でも待ちます」

という事でフェリー港近くの"具志川歯科医院"へ。ここは久米島警察の斜め前で反対の斜め方向がボクが愛飲している泡盛、"美ら蛍"の米島酒造の小さな工場がある。

それはともかく、TAさんから受付でまず名前を言うように言われていたので「Nです。」と名乗り、初診の手続きをしたら10分もしないうちに診察室に呼ばれた

年配の女性の助手さんが親切にしてくれ、中年のドクターが接着処置をやってくれ、あっという間に完了助手の方はいろいろと親しげに話し掛けてくれ、それに相槌を打ちながらドクターにお礼を言って医院を後にした。

駐車場の車の中からTAさんに"治療完了"の報告をしようとLINEを開くと、”医院の助手は私の姉です。一声かけてやって下さい。”というメッセージ。助手さんが親しげに話し掛けてきた訳を納得、しかし医院を出てからだったのでご挨拶ができず申し訳なかった。

ボクは旅先で緊急で歯科医院に飛び込んだのは、これで2回目である。1回目は東京目白のホテルに宿泊中に、やはり仮の被せ物が外れ時だった。もう旅先で歯科に飛び込むのはこれで最後にしたいね。