何の変哲もない毎日@久米島(2022−04−25)
久米島に来て5日目、と言うか早くも5日が経ってしまった。こういうところにいると時間の経つのが早い。時間の経つのが早いというのは何だかもったいないような気もする
ボクの1日は05:30起床で始まる。久米島は北緯26度、西経127度付近にあるので日の出・日の入りは東海地方より30分以上遅い

朝食は07:00から、ボクはきっかりに行く。コロナの時世で宿泊客は少なく、レストランはガラガラ状態である。ゆっくり食べてコーヒーを2杯飲んで部屋に戻ると08:00くらいになっている。朝食に1時間近くを掛けるというのはこういうところに来ると自然にできる

08:30までにはトイレと歯磨きを済ませる。その後、天気がいいとブラッと出かける。
しかしここのところ天気がパッとしなかったので、午前中はラウンジで持って来た本を読んだり、PCをいじったりして過ごした。

そんなか、今日はやっと天気が良くなったのでドライブに出かけた

畳岩、比屋定バンタ(展望台)、具志川城跡などを訪れたが天気は完全に良くなったわけではなく、海と空の景観は10点満点の5点くらいであった。

4月頃に久米島を訪れたのはこれで確か3回目だと思うが、この季節はこういう感じでパッとしない。

ブラブラしているとあっという間に正午過ぎ、ドライブに出かけている時の昼食はレストランには入らない
お弁当とお茶を買って景色のいいところに行って頂くのである。
弁当を買うのはいつもJAのスーパー、沖縄のお弁当は内地のものより量が多いので要注意である。

ボクはこれを今日は登武那覇という、丘の中腹にある展望台で頂いた。気温は28度、湿気があるのでベトベトした感じではあったが、何とか気にせずに食べることができた。

これが5月末から10月一杯くらいまでは気温が高くなる。湿気もある。なので日陰で風があったとしても屋外で弁当を食べると汗だくになり、楽しむと言うより何か野外訓練をしているような感じになる。
だから風景もクソもなくなってしまう。暑いのが苦にならない人はいいのだろうが、ボクはこの期間は屋外弁当昼食はやらない。

ホテルに宿泊している観光客は今日まで最大でも30名程度だと思うが、その中の何名かの人達は水着になって海に入っていた。
日曜日には島民の中学生とか高校生くらいの少年、それに親に連れられた子ども達が朝から夕方まで浜辺とか海で遊んでいた。ボクの感覚では完璧に夏である。

ホテル前の砂浜は公称1kmで一部が磯になっており、そこで島民がアオサ採りをやっていたりする。

久米島は島の南東・南西岸は砂浜、北東・北西岸は大部分が磯になっている。
磯では潮が引くと磯の間に取り残された熱帯魚などを見ることができる。

この磯であるが数年来、ペットボトルをはじめとする各種プラスチック・発泡スチロール類の大量の漂流物で汚染されるようになった。

ボクが10年ちょっと前に初めて来た時は、どこもきれいな磯でこれを見るのも楽しみのひとつであったが、今は本当に酷い状態になっている。

これらはどこから来るのか、ペットボトルのラベルの文字を見ると殆どが大陸、一部半島からというのが一目瞭然である。流れ着いているものは漁網のようなものも多い。
こんな小さな島にこれだけの漂流物が流れ着いているのだから大陸・半島から一体どれだけの量のプラスチック類が海に棄てられているのか。

これと関連した話として大陸沿岸10kmは産業廃棄物の海洋投棄で既に死の海になっているというのがあり、死の海の向こうで採れた魚も重金属の塊だそうだ。
大陸がやっている海洋汚染は信じられないほど酷い。

ボクはドライブなどに出かけても特別な事がない限り14:00までにホテルに戻る。海洋深層水の大浴場が14:00から使えるからだ。

オープンと同時に浴場に入ると出るまで90%以上貸し切り状態である。蒼い空と海、そして白い砂浜を見ながら大きな湯船に浸かりるのは最高だ。

大浴場は2年ほど前から浴室入り口にナンバーキーが設置され、4桁の暗証番号を知らないと中に入れなくなった。

大浴場はホテルの建物の外にあり、使おうと思えば誰でも使えるので宿泊者以外の使用を防ぐためにこうなったらしい。この利用者とはホテル近所にある民宿の宿泊客が多かったそうだ。

風呂から上がって3時頃にフロント横のラウンジに行く。ボクはここで本を読んだりPCいじったりするわけであるが、今日までは自由に使えた
ところが今日から奥のカウンター(喫茶)がオープン、これの利用者しか基本的に使えなくなった。

つまりラウンジを利用するためにはカウンターで何かを注文しなければならなくなったのである。ボクは今まで売店で缶ビール(250円)を買って、それを持って来て飲んでいた。ちなみにカウンターでビール小瓶を注文すると750円である。

この日もボクは読書をしようと売店で缶ビールを買ってきて、それを持って椅子に座ってこの変化に気が付いたのだった。
ボクは丁度近くにいた顔見知りの女性アシスタントマネージャーに、「売店のビール持ち込みではここを使う事はできないのですね。」、と確かめてみた。

すると彼女は近くにいた若い女性従業員にグラスを持ってこさせ、それに缶ビールを注がせて、「はい。これでOKです。」、と言ってくれた。

ボクは缶を他から見えないように隠して、そのグラスビールを飲みながらゆっくりと読書をさせて頂いた。
翌日からビールはカウンターで注文するようにしたのは勿論である。

でもこの日のアシスタントマネージャー、面白いと言うかなかなか機転の利く人だな〜、と思った。

昨夜はTAさんが従弟のTHさんとともに再度ボクを誘ってくれたので3人で一杯やった。集まった居酒屋は前の日も夕食に訪れた店である。それまでも感じの悪い店ではなかったのだが、地元の人と一緒に行くと店の人の態度が大きく変わるのがわかった。

そんな訳で昨夜は話も弾み、普段は1合で十分な30度の泡盛を少し多めの1合半くらい頂いたのでかなり酔っ払ってしまった。
ちょっと運動不足なので明日はウオーキングにでも出てみるか、、、。