昨年の暮れまでは1月になったらタイにブラッと行こうかと考えていた。しかし引っ越し後というのはやはりいろいろとあるもので、バタバタしているうちに結局は行くのを諦めた。
まだコロナの流行は治まっていないし、気持ちとして積極的に「行ってみようか!」とはならなかった、というのもあった。引っ越しは11月だったが9月からリフォーム工事に入っており、9月に東京見物に行った以降は約4ヶ月間どこにも行っていなかった。
そこでやっぱりどこかに行ってみようか、という事になり近場のいつもの京都に行ってみた。
京都はコロナ感染が流行し始めた2020年の春以来、これで6回目であるが特に観光をするという目的でもなし、ただ日常の生活に変化をつける、という程度の理由である。
いつもは7時ちょっと過ぎの近鉄特急に乗って、車内でサンドイッチとおにぎりの朝食を食べながら行くのだが、今回はゆっくりと11時頃に乗って、というスケジュール。
この時間帯だと通勤客もいないせいか、近鉄特急はガラガラで20〜30%の乗車率だった。
京都駅に着いてびっくり、近鉄の改札を出ると通路は人で一杯である。
2年半前のコロナが流行り出した頃を覚えているが、八条口から烏丸口までの、あの長い通路が端から端まで見渡せるくらい人が少なかった。半分くらいは観光客かな〜、という感じだ。
ホテルは駅の上にある"ホテル・グランヴィア"、チェックインには1時間ほど早かったが、やってくれた。部屋は12Fのタワービュー。
タワーとは烏丸口にある京都のシンボルである"京都タワー"。タワーを観る度に「今度こそ上がろう!」と決意をするのだが、まだ上った事がない。ホテルの部屋からはほぼ正面にタワーが見え、京都市内が一望できる。
部屋からは"鞍馬天狗"が育った鞍馬山も遠くに見える。ボクは大佛次郎の鞍馬天狗の大ファンではあるが小説は読んだことはない。
しかし古い映画、それに高橋英樹、目黒祐樹のテレビドラマでそのイメージが出来上がった。
最近では野村萬斎の鞍馬天狗、これはDVDも買って時々観る。オープニングミュージックもいいしね、、、。 |