穏やかな日々(1):(2024−10ー11)
ボクは毎朝ルーフ・バルコニーに出て、朝日に向かって体操をする。

東へ2km、南へ1.5kmのところに伊勢湾がひろがり、視界のいい日は50km先の伊勢湾入り口の神島、三河湾入り口の篠島などがよく見える。朝一で四日市港、名古屋港に入る巨大船が40km先の伊良子水道を通過する。

夏至の頃は日出が4時半、6時頃は既に暑くて体操はサボっていたが、今は6時。体操は日の出10分くらい前から始める。今のこの時間帯の気温は15、6℃ちょっと、実に気持ちがいい。

ボクはここ数週間、体操時の朝焼けがあまりにもきれいなので、その写真を時々撮っている。

朝焼けが、「オッ、なかなかじゃないか!」と思える時間は非常に短い事に気が付いた。普通は2分間くらいで、1分もない時がある。

ボクはこのあと白湯を250ccくらい飲んで、部屋に入って1〜1.5時間くらいネットでニュースを読む。
殺人だ、事故だというような社会ニュースはあまり見ない。また国内政治記事もあまり読まない。

日本メディアの国内政治記事は、”政治”ではなく、”政局”に関しての記事が殆どで、これらは昼食時の"ながらテレビ"で十分だ。

9時前に一服、コーヒーを飲む。あとは割とリラックスして過ごす。それとボクは随分前から1日2食(昼・夜)にした。メインはお昼で、しっかり栄養もとる。

ボクは旅行によく出かけるが、旅行に出るとどうしても3食になりカロリーオーバーだ。クルーズ船に乗った時は夜食を食べると4食になったりしたね。

でも帰るとまた2食にさっと戻れる。
2食でも健康診断は特に問題ないし、逆にダイエットに成功したね。ただタンパク質とカルシウムは多く摂れる献立にしてもらっている。
外食は月に数回、肉を中心に食べる。今は手頃なステーキハウスがアチコチにあって便利だね。
液体燃料はビール、ワイン、日本酒、ウイスキー、泡盛の中から2つです。

ここ数年、ボクは1週間に4日以上、マンション隣のスーパーマーケットに買い物に行く。
行く時はカミさんにメモを渡され、それを見ながら買い物をする。最近は傷んだ野菜などを買ってきて、カミさんに叱られる事も少なくなってきた。

買い物は毎日の食事の準備をしてくれるカミさんのせめてものサポート(?)のつもりだが、ボクの友人・同輩の中には買い物だけではなく、料理をする人も多い。
ボクも”夜の一杯”のつまみは何品か作れるけどね。

ボクはジョギングの後、11:00前後に出かけるが、店内の客は60代〜70代の夫婦が多い。

ダンナさんが鮮魚売り場の刺身をジーッと見て、それを手に取り、カートにさっと放り込む姿などを見ると、ボクはこの瞬間の、この人のココロが120%理解できる。

ボクはここで年に何度か、Y君という中学の同級生に出くわす。ボクらは鈴鹿市ではなく津市の中学だったのだが、偶然にもY君はボクの家から歩いて10分くらいのところに住んでいる。

彼はボクの住むマンションの管理人をやっていた事もある。地元ではない場所で、同級生2人がマンションの住人と管理人で毎日のように顔を合わす、というのは不思議な感じがしたね。

そのY君、70才を超えた今も週に3日、ある会社の巨大な施設で庶務担当で働いている。
今や70才から75才の就業率は2〜3人に1人、目指す収入は10万円”坂本貴志著:本当の定年後”に書いてあった。
Y君と話をすると、仕事の負担は全くない、と言う。会うと数分立ち話をする。「今度どこかで一杯やろう」と言って別れるが、まだ行ってない。

食材の仕入れに来ている、近所の大衆食堂のオバさん(ボクと同じくらい?)にも会う。ボクはこの食堂に1年に数回行くが、ボクの事を覚えていてくれる。

娘さんと2人でやっており、750円でココロのこもった定食を出してくれる。

オバさんには、「おはようございます、またおじゃましますね」、と挨拶をする。

ボクはかつて鈴鹿市には28〜36才の間も住んでいたが、4軒隣にいた同じ会社のNさんとも時々会う。

ボクより5才くらい先輩であるが、風貌が40年前とあまり変わっていない、不思議な人だ。

いつも一人で買い物に来ているので、ボクと同じ心がけの人かも。

スーパーの大きな駐車場を挟んでファミレスがあり、AMに行くとどこかで見たような人に希であるが出逢う。
これも40年前に同じ会社のアチコチの部・課にいた人達だ。顔に見覚えがある、という程度なので声は掛けない。
みんな新聞持って、モーニングコーヒーで来ているのですね。

終活のガラクタ整理も少しづつ、オークションで処分している。机の中とかクローゼットの中の”ガラクタが現金に変身”するのは、何となく不思議でもある。
放っておけば燃えないゴミ・粗大ゴミになるモノばかりで、こんなもの買う人もいるんだ、という感じである。
しかしガラクタでも、それぞれに対する"思い入"れがあり、これがじゃまをして処分のスピードは速くない。

オークションは自分の出品だけではなく、他の人の出品を見て、「お、いいじゃないか〜、オークションの売り上げもあるし、買っちゃえ。」と、ついポチッとやってしまう事も結構あったりする。
つまり不要品が一旦お金に変身するものの、再びモノに変身をするという、本末転倒の状況になりつつある。

先日も九谷焼の未使用を950円で落札、送料の方が高かった。(最近こういうのが多いです)
品物はボクの思っていたモノよりずっと良く、出品説明のとおり桐の箱入り未使用品だった。

そうだ、前から2人用の土鍋が欲しかった、と思っていたらある方から伊賀・長谷園の土鍋の話題があった。
長谷園の土鍋の新品は「じゃ娘用も含めて4〜5個買ってみようか〜」と気楽にはいかない値段である。

しかしオークションで探すと5000円くらいから一杯ある。残念ながら今のところ、ボクの気に入ったデザインの出物がない。
しばらく出品を眺めるしかなさそうだ。
いいのが出るまでは今までの無銘の土鍋でガマン。
という事で、結局はモノは減らないのだ。

他の日常は相変わらず、読書がボクの贅沢のひとつになっている。読みかけの本は書棚ではなく、机の上のブックエンドに立て、同時に何冊かの本を読む、というのがボクのやり方になった。
読む本の半分は新しく買ったもの、半分は書棚からだ。

例えば宮沢孝幸の新型コロナについての震撼する解説書"新型コロナは人工物か?"は新しく購入した本であるが、柳田邦雄のネット依存症への警告、"壊れる日本人"は書棚から取り出した再読である。

他にもいろいろやる事はあって、時間が足りないな〜、と最近感じる事が増えた。これは良いことなのか、そうではない事なのか、、、。

定番ジョークのひとつ、”世界で有り得ない3人”、これをAI(CHATGPT)に解説させてみた。
2回のやりとりで出たのを見ると、まだイマイチ。でもこれを1秒で出すところは、小さな○をあげよう。

■ドイツ人のコメディアン: 彼のジョークは、5分間の沈黙の後に説明書を読まないと理解できない。しかもその説明書、ドイツ語で100ページある。

■イギリス人の名コック: それはたぶん、、、フィッシュ&チップスを5つ星レストラン並みに盛り付けた人のことだろう。見た目は豪華、でも味はいつものフィッシュ&チップス。

■日本人のプレイボーイ: 彼の最大の誘惑は、『一緒に図書館で静かに過ごしませんか?』という控えめな誘い。しかも、きっちり帰る時間は、電車の時刻表通り。それに、デートの締めくくりは、、、なんと、ラーメン屋!