今年の久米島(1):2024−10ー29 |
今回感じた事のひとつは以前と違い、外国人をチラホラ見掛けたことだった。 着いた翌日、比屋定の展望台で海を眺めていると40代くらいの白人夫婦が上がってきた。そう言えばボクと同じ飛行機で降りて、ホテルチェックインも同じだった夫婦だ。 目で挨拶をすると反応があったので声をかけてみた。スコットランドからの観光客で、6週間の日本観光だという。 日本は初めてで、訪問先を聞くと観光客定番の東京、富士山、京都、奈良、広島とか以外に、伊勢神宮、熊野古道、それに那智などにも行ったという。 熊野古道ね〜。ウーン、未だ"日本3大ガッカリ観光地"には入ってないが、その資格は十分にあるところだ。(とボクは思っている) どこか夕食にいいレストランはないか聞いてきたので、ボクの好きな居酒屋"波路"を教えてあげた。 すると旦那は直ぐにスマホで、「ああここね、ホテルに近いね」、と検索して探し当てた。 翌日ボクが波路のカウンターでダラダラ飲んでいると、突然後ろから2人に声を掛けられたのにはびっくりした。 奥の別の部屋のテーブルにいたらしかった。ボクも再会(?)するとは思ってなかったので、イヤイヤ、という事で少し話をした。 職業は"ライター"(writer)、日本についての材料・話題探しの旅のようだった。 久米島に来たのは、沖縄を深く知るにはここに来るのがいい、という理由だと言った。 確かに本島は観光開発が進んでおり、離島の宮古・石垣も同じで、ある程度の規模で観光化が進んでいない久米島は、そういう目的に適しているかも知れない。 しかし日本語はできないし、案内の通訳も雇ってない中でどうやって"取材"したのか、興味のあるところだったが聞くのを忘れた。 久米島には3泊4日の滞在、夫婦は3日目はずっとプールサイドで寝そべって海を眺めていたね。 ホテルでは他にも白人の夫婦を2組、白人女性のひとり旅などを見掛けた。外国人観光客など、5年前では考えられない事である。 ただ幸いな事は、ここにはまだ中国人が来ていない点である。彼らが押し寄せるとどうなるか、日本全国の観光地を見れば一目瞭然だね。 久米島はこれからも訪問客は増えることなく、沖縄の目立たない観光地として、存続していくのだろうか。ここには客室150〜200の大きなホテルが3つある。宿泊客数は朝食時を見ればわかる。 イーフビーチホテルの部屋の稼働率は30%くらいだ。 ボクの久米島通いはあと何年続けることができるかわからないが、いつも思うのは何とか今の状態がこれからも続いて欲しいという事だね、、、。 |