新しいボクの行き先:2025−07ー07
東海地方の梅雨明けの平均は7月19日だそうだ。それが今年は7月4日頃で、2週間以上早かった。梅雨の期間は平均43日、これに対して今年は25日間で、水不足が心配される、、、。
と思っていたら違うらしい。降水量は例年の117%でむしろ多い、つまり短期間でザーッと雨が降ったという。

気温は梅雨明けの前から最高30℃少し、その後35℃付近まで上がっている。ボクの住むマンション最上階の一番隅っこは夏は暑く、冬は寒い。

そこでボクは春・秋の一時期を除き、"年中エアコンをON"にしている、というかせざるを得ない。
ボクは退職してから、自宅では暑さ・寒さを我慢するのを止めた。

気になる電気代は、今のエアコンは昔とは比べものにならないくらいエコなので、負担は少ない。

さて、毎日のニュースであるが、国外ではアメリカのトランプ大統領の関税政策、地域紛争・戦争(ウクライナ、イラン、ガザなど)、国内関連は物価高と賃金停滞、高齢化社会などについてボクは関心がある。

全て政治の問題だ。
政治でボクが気になるのは、各政党・政治家が掲げる方針などに関して、彼らが"具体的にどんな動きをしているのか"、これがよくわからない点だ。

日本国は既に世界の中で頼りにされる国ではなくなり(お金だけ強奪されている)、日本国から文化と伝統は急激に消えつつあり(誰かに消されている)、国民はどんどん貧乏になり、歯止めがかからない。
これらをどうするの?というのを聞きたいのだが、誰も大したこと言わない。枝葉末節の話ばかりだ。

近々国政選挙があるが、ボクはどの政党の誰に投票すれば良いのか、決める事ができていない、という次第です。

ボクの会社には社員・OBが利用できる健康保険組合の直営保養所があった。
しかし3年ほど前に閉鎖された。閉鎖後は全国のリゾート・ホテルなどを契約保養所にしてあるので、これを利用して下さいという。行ってみたが値段の割にはイマイチの印象だった。

ボクは会社員になる前に国家公務員だったので、KKR(国家公務員共済連合会)ホテル・リゾートを利用できる。そこで先週、鳥羽にある"KKRいそぶえ荘"を予約、行ってきた。

ここはボクの会社の保養所から200mくらいしか離れていないので、外からはよく見ていた。鳥羽はボクの住む鈴鹿から車で1時間半くらいで行ける。

行ってみてびっくりしたのは、宿泊客がボクら夫婦以外は、同輩の一組だけだった事だ。
レストラン担当の女性は、「先週は忙しかったのですが、今週はヒマです」とのこと。

宿泊は4名でも調理場とレストランには、全部で4〜5人くらいはいたと思う。
料理はアワビとか伊勢エビなどのオプションを頼んであり、ボクはビールと日本酒を頂き大満足だった。

部屋からは坂出島、菅島、答志島など鳥羽湾が一望でき、なかなかの眺めだった。
大浴場は温泉で、湯は60km以上離れた榊原温泉から運んでおり、確かに入浴した後は肌がツルツルになった。

朝食は普通のご飯以外に、海の幸の炊き込みご飯、海草の入ったお粥なども準備され、前日の伊勢エビの刺身の殻から出汁をとった味噌汁が最高だった。
お代わりを頼むのも何だし、、、という事で、ボクはカミさんのを少しもらった、という次第でした。

ボクがアメリカにいた時、年に1回の一時帰国休暇があり、帰省時に何回か会社の鳥羽保養所を利用した。
その頃の鳥羽エリアには、会社関連・各種団体の直営保養所があちこちにあった。
それがいつの間にかひとつ、またひとつと閉鎖、最後まであったボクの会社のも3年前に全国全て閉鎖、鳥羽で残ったのは"KKRいそぶえ荘"だけと思う。

ナゼみんな閉鎖したのか?理由は先ず、利用率の低下ではないかと思う。"決まった場所に家族などで泊まる"というスタイルが敬遠されてきたのではないか。

つまり皆、もっと多様な楽しみ方を求めるようになって、保養所の魅力が薄れてきた、という事ではないかと思う。

それと企業が従業員の生活全般を支援する、という考えがなくなってきて、レジャーなどは自助努力で賄う、という方針になってきた、というのもあると思う。

しかし最大の理由はバブル崩壊後の企業は、固定資産の売却を進めたので、保養所は不要不急の資産という事で、真っ先に売却された、、、これではないか。

ボクら退職者にとって保養所のような施設は気分転換、そして温泉(風呂)にゆっくり入り、ちょっとかしこまった料理を頂いて一泊、こういうのに便利な存在である。
会社の保養所はなくなったが、今回KKRの施設を利用して、まあここも悪くはないね、という事になった。

KKRの宿泊施設は全国に30カ所ある。KKR鳥羽は頼めば駅までマイクロバスで迎えに来てくれるので、運転が面倒であれば電車で来ればいいしね、、、とカミさんと話しをしながら帰ってきた次第でした。