久米島(2018−06−18)
3月に予約した6回目の沖縄・久米島への8泊9日の旅、行ってきました。
5月の中旬から身の周りでいろいろな事があり、一時は行くのを諦めかけていたのですが、心身をリフレッシュするために思い切って行ってきました。

3回目まではカミさんも一緒に行っていましたが、「同じところには何度も行きたくない」、とか言うのでやむを得ず(という事にしてあります)私ひとりでの旅になりました。

久米島は那覇から25分のフライトで行ける人口8000人の離島、宮古島とか石垣島のように観光客でいつも一杯という島ではなく、のんびりと過ごすには最適の離島です。

6回目でしかも8泊9日、皆から、「そんなに長い間、何するの?目的は何?」、とか必ず言われますが、「何もしないのが目的」、と答える事にしています。

これは本当で、滞在中は毎日の計画はほとんどなし、気の向くままにブラブラと過ごす、、、これが目的です。

フライト・ホテルはJALのパッケージツアーが一番安かったのでこれで予約をしました。
ホテル代について、この前に行ったとき(昨年の12月)、シーズンオフで少し長めの滞在をするなら割安料金を設定します、という返事をもらっていたのですが結局はパッケージツアーが一番お得でした。

出発は6月6日の14:30、那覇までは2時間半、更に18:10のフライトで久米島まで、乗客は半分くらい。久米島に着いたのが18:40でした。

空港のレンタカーのカウンターでレンタカーを受け取ります。カウンターの係は何年か前のテレビ番組の集団お見合いに出ていたお兄さんです。

3回目に行った時にこの会社の女性社員に、その後の事を聞いたことがあります。その女性は気の毒そうに小声で、「ダメでした、、、」、と言いました。
良さそうな男なのに、、、。

ホテルに着いたのは1930頃、部屋は予め3階の一番奥の部屋を頼んであり、希望どおり奥から3番目の部屋のキーをもらう事ができました。

8日間はあっという間でした。
朝は6時前に起きて、7時20分くらいから食事、食後のコーヒーをゆっくり飲んで過ごすと8時を回ります。
9時半頃に部屋の掃除に来るので、本を持ってロビーの喫茶コーナーへ。

車であてもなく島内をドライブする事もありました。
ここはどこに行っても人影を見る事は非常に少ない島です。
車は朝夕のラッシュ時でもパラパラと見掛けるくらいで、昼間は非常に少なく、運転は楽です。

ただ余りにも車が少ないので、農道から出てくる軽トラなんか左右確認なしでドンと出てきますので、注意は必要です。

昼食は目に入ったレストランに入って久米島ソバを頂きます。大体が650円で味の違いは殆どありません。
たまに定食を食べることがありますが、本土に比べて量がうんと多く、カロリーオーバー間違いなしです。

その後観光スポットに行って海を眺めたりぼんやり過ごして3時前にホテルに戻って海洋深層水の大浴場でゆっくりと汗を流します。
大浴場は多くても3〜4人くらい、2日に1日は私ひとりでした。
その後また本を持って喫茶に行ってビールを一杯。直ぐに眠くなるので部屋に帰って昼寝、、、。これが何とも言いようがないくらい気持いい。

夕方は6時半頃から近所の居酒屋に行って一杯。久米島では何人もの知り合いもでき、こういう人達と一献やる事になります。
昨年の12月に来たときはTMさんという方と飲んでいる最中に、「Nさん、ヒマでしょ?FM久米島に出ませんか?」、と言われ、その場でディレクターに電話を掛けてOKの返事をもらい、翌日の30分番組にゲスト出演をした事もあります。

居酒屋での食事兼一杯が終わるとホテルに帰ってきて、ホテルのバーで引き続き一杯やります。
バーテンのTBさんという方とダラダラとおしゃべりして、11時頃に部屋に引き上げます。
このバーで今回は、久米島高校の若い教員夫婦、それに東京から来たある会社の社長夫婦などと話をする機会があり楽しく過ごせました。

久米島には観光で来た人は長くても3泊程度、普通は1〜2泊なので、私のように8連泊というのは余程珍しく、ホテルの従業員の間でも結構注目を浴びていたようです。

本を持って喫茶に行きビールを頼んだらお皿一杯のナッツを無料で持ってきてくれたりしました。
ウエイトレスの女の子が、「これ大盛で持ってきましたよ〜!覚えておいてね〜、、」、とか言って置いていってくれました。

久米島はかなり蒸し暑い気候でした。島の人達の話によると今年は空梅雨との事、断水にはならないと思うが農作物が心配、と話していました。
事実、雨が降ったのは3日目にパラパラとお湿り程度で、9日目に本土に帰る日に本格的な雨が振ったという程度でした。

私は久米島は6回目ですが天気が良よかったのは最初に来た2013年9月だけで、あとは全部ぱっとしない天気ばかりでしたが、今回は違いました。
ずっと天気は良く、コバルトブルーの海の眺めを堪能しました。

それに今回は今まで行った事のない登武那覇(とんはな)城跡という観光ガイドブックにはあまり載らない絶景ポイントにも行き、ここの東屋というか屋根付きの休憩所で、1時間以上景色を眺めていました。

久米島の観光スポットはどこに行っても人がほとんどいませんが今回は阪急観光のツアー客がいて、2回程観光バスに出会いました。
全部同じホテルに泊まっていた40名ほどの人達でした。

どこに行っても車は殆ど見掛けませんし、畑はサトウキビが主体なので手入れをあまり必要とせず、野良仕事の人の姿も見ません。
外で大汗をかいてもホテルに帰って海洋深層水の風呂で汗を流し、その後ビール。実にリラックスできた9日間でした。

沖縄は本島、それにあちこちの離島にリゾートが一杯あります。
しかし私は久米島が大好きです。ここがいいのは島全体が徹底的にのんびりしている、という点です。
「何もしないのが久米島に来る目的」、次は秋に10日間、いや2週間くらい来たいな〜。
既に計画を始めています。