沖縄・久米島 : 2018/06/06〜2018/06/14 |
久米島は5年前に友人のMさんに勧められてから、今回で6回目の訪問でした。 前回が昨年の12月に5泊6日、その時に島の方から、「そんなに長い間、何してるの?」、とか言われたのですが、今回は8泊9日。もう誰からも、「何するの?」、とか言われなくなりました。 久米島の観光スポットは一般的な観点で言うと一部を除くとかなり地味で、観光客は多くありません。 でも最近はダイバーなどの若い連中のレピーターが増えた、とタクシーの運転手さんが誇らしげに言っておりました。 確かに潜るポイントは幾つもあるようで、私が泊まるホテル近くの民宿では潜りを愉しむ連中を見掛けました。 今回はカメラとスケッチブックとパソコン、それに本を持って行ってきました。海を眺め、ビール飲んで、本を読んで眠くなったら部屋で昼寝、、、。 気が向くと車で島内をあてもなくトロトロとドライブ、、、気に入ったところに駐車して写真を撮ったり、お店で買ったアイスクリーム舐めたり、、、その後ホテルに帰って海洋深層水の大浴場で汗を流す。 静かでのんびりした久米島、大いに楽しんできました。 |
いきなり天ぷらソバです | ||
那覇までのフライトはETD:14:30、セントレア空港まではいつものとおり四日市駅からバスで行きます。自宅を10:00に出て空港に着いたのが12:30。 チェックインを済ませて、お昼を4Fのレストラン街にあるいつものそば屋で頂きます。 フライト前のお昼の定番は天ぷらソバです。これに銚子を1本付けて、天ぷらでチビチビ。 成田の時は寿司で一杯だったな〜、そんな事をぼんやり考えながら1合の液体燃料を舐めるように頂くのであります。 |
ゲートに向かいます | ||
搭乗開始まではラウンジでお茶を飲んで過ごします。 今まで那覇へのフライトはETD:09:15で、余裕を持つために空港に前泊をしていましたが、前回から午後のフライトで行くようになりました。 これだと前泊なしで自宅をゆっくり出れるのでグーです。 飛行機は腐れ縁でJALに乗ります。1000円払うとJシートという前方の広い席に座れます。これは大変快適です。 シートを少し倒すと、いつの間にかウトウト、気が付いたら那覇空港への着陸態勢に入っていました。 |
那覇から久米島 | ||
18:10の久米島行きはその日の最終便です。 搭乗客の大半は沖縄(久米島)の人のようです。 やはり観光客などは時間を有効に使うために、もっと早い時間のフライトで久米島に向かうのでしょう。 那覇空港では高校生の修学旅行生の団体をいくつも見掛けました。話によると修学旅行生はホテルにとってはいいお客だそうです。 単価は安いのですが、手間が掛からない、というのがその理由だそうです。夜は静かに寝る、わがまま言わない、食事は簡単etc。 ナルホド。 |
到着の翌朝 | ||
予定どおり久米島到着、レンタカー借りてホテルに着いてチェックイン。風呂、食事を済ませて昨夜は早めにベッドに入りました。 久米島に来た時の一番の心配事項はお天気です。予報では最初の3日間くらいは良い天気との事で、まずは一安心です。 夜明けは5時前で本土と変わりません。カーテンを開けて外を見るとコバルトブルーの海と青い空、白い雲! 部屋の中はエアコンが入っており、内外の温度差によりガラス窓の外が露結しています。大気の湿度がうんと高いのです。 |
奥竹島への橋の上から | ||
ここから見る海と空のコントラストはなかなかです。天気に恵まれるとこうのように本当にキレイです。 一番キレイなのは潮が若干引いた時で、この時は海が何色にも輝いて見えます。 こんな感じで見えたのは6回の訪問の中で、今回を含めて2回だけです。ここでは車を降りて30分以上ボーッとしていました。 奥竹島の沖には”オーハ島”という歩いて行ける島があります。随分前にイギリス人の女性を殺した犯人の男が数ヶ月間も隠れていたところで有名(?)です。 |
比屋定バンタ | ||
久米島には幾つもの絶景ポイントがあり、ここもその中のひとつ、というか一二を争うポイントです。(と、私は思っています) 視界がもう少しだけ良ければ、ここからは慶良間諸島の島々もはっきりと見えます。 展望台は屋根付きの立派なもので、に売店があるので久米島ソバとおいなりを買って景色を眺めながらお昼を頂く、というのがいいと思います。 この日は私はお昼を済ませてから来ましたので、やりませんでしたけど。 |
久米島でのお昼(1) | ||
昼食は目に入ったレストランに入って頂きます。 レストランなどが集中しているのは久米島ではエリア的に2箇所しかありません。 集中と言ってもそれぞれ数軒しかありませんケド。 この沖縄そばと炊き込みご飯は、今回初めて入った”お食事処ゆき”、というお店で食べたものです。 ソバの盛りもいいし、炊き込みご飯が私にはちょっと多かったのですが、全部食べちゃいました。 750円でした。 |
久米島でのお昼(2) | ||
久米島に来るとお昼は”久米島そば”を食べる事が多いのですが、たまにはこういう定食も頂きます。 これも今回初めて入った”はなくめ”のランチ。 魚のフライ、もずく酢、ひじきの煮物、ゴーヤちゃんぷる、吸い物、たくあんがついて800円。食事の後はセルフサービスのコーヒーもありました。 良心的な店だなあ〜、という事で今夜でも燃料注入に来ようと思い、「夜は居酒屋やるんでしょ?」、と聞いたら答えは「ノー」。 ここは食事だけしかやらないお店でした。 |
登武那覇城跡(1) | ||
登武那覇(トンナハ)と読みます。 ここはあまり観光ガイドブックに載らないところで、5年前に久米島行きを勧めてくれたMさんに今回教えてもらうまで、私は知りませんでした。 場所はホテルから車で12〜3分のところ、あまり期待しないでブラッと行ってみました。 着いてびっくり! 素晴らしい眺めじゃありませんか! 久米島の東部地区エリアが全部丸見えです! こんな穴場があったのだ〜、、、来てみてびっくりです。 |
登武那覇城跡(2) | ||
琉球王朝時代の城跡で石垣とかは残っていません。久米島の一番高い山の上にある宇江城跡とは全く違うタイプの城跡で、眺めは抜群です。ホテルもよく見えます。 車を駐車場に入れた時に、私と同世代の夫婦と入れ違いになった以外は、人の姿はありませんでした。 気温は高く、かつ湿気があります。飲み物を持って来るのを忘れたので1時間程で降りました。 島内をうろつく時の飲み物持参について、島の知り合いのTさんに、「常識です」、と言われました。 |
登武那覇城跡(3) | ||
展望台は非常によく整備されており、東屋もあって腰掛けてゆっくりと風景を楽しむ事ができます。 コンビニでお弁当を買ってきて、ここで食べるのも良さそうです。 もちろんビールも一緒に。という事は小型のクーラーボックスが必要だな、、、そんな事を考えておりました。 今回はいつも持って来る双眼鏡を忘れたのが残念。 1時間も何をやってたかって?直ぐにそういう質問が出そうですが、最近始めたスケッチを1枚描いただけ、あとはボーッとしていました。 |
こんな朝食、初めてです | ||
3日目の朝、レストランに行ってびっくり。ほぼ満席です。 阪急観光の団体さんが2組60名近くが来ており、これらの人が一斉に朝食を摂ったのでご覧のとおり。 私はこのホテルに通算二十数泊していますが、こんなのは初めてです。昨年の12月に来た時なんか、7〜8名しかいなかった朝もありました。 年令的には私と同世代かもう少し上、という感じの方が多かったように思います。 皆さん食事を忙しそうに口に運んで、一斉に出ていきました。 |
観光バス | ||
そんな訳で狭い島内、車でトロトロ走って比屋定バンタを通ったら観光バスに出会いました。 実は私はこの島で観光バスを見るのは初めてでした。それにべっぴんさんのガイドさんもいます。これも初めて見ました。 30名くらいのグループで、バスから降りてのんびりと周囲を散策、写真を撮ったりして20分くらいで出発して行きました。 こんな梅雨のシーズンに久米島、でもお天気が良くて皆さんラッキーでしたね。(私も同じく、ラッキーでしたケド) |
ホテルの朝食 | ||
何もしないのを目的に来た久米島、でも食事は3食+液体燃料はきちんと頂きます。 朝食バイキングの品揃えはまあまあで、8泊しても飽きる事はありませんでした。私は右のメニュー(卵は必ず2個)以外に大皿一杯の野菜サラダ、それにデザートに果物を2〜3種類頂きます。 朝から液体燃料注入、という尊敬すべき方を今まで何名か見掛けたので私もやってみようと思っていましたが、今回は昼と夜だけになってしまいした。次回は朝の注入を絶対にやります! でもビールは私の分類では正式液体燃料ではなく、補助燃料なんですよね〜、、、。 |
畳石からの眺め | ||
ここは久米島観光の定番スポットです。 この日の空・雲・海のコントラストは抜群でした。いいカメラ使って腕が良ければもっとキレイな写真が撮れるはず、、、。 今回は9日間レンタカーを借りました。5万km走ったかなりくたびれた軽乗用車、これでも1日5000円、ちょっと高いな〜、と思いましたが車がないと身動きのとれない所、車は必須です。 結局1日を除き、毎日大体2〜3時間は出掛けていました。 何もしないのが目的と言う割には何かしてるじゃないか、と言われそうですが、行った先では何もしていません、、、。 |
午後のビール | ||
午前中はブラブラと外出・ドライブ、2時ちょっと過ぎにホテルに帰ってきて海洋深層水の風呂に入ります。 ここは湯船からビーチが見えるという素晴らしい大浴場で、ホテルのウリのひとつです。 風呂から上がって爽やかになったところで部屋から本を持って来て喫茶でビールを飲みます。1時間もすると眠くなってきますので、再度部屋に戻って昼寝をします。 5時〜6時頃に目が覚めます。 実にすっきりとした、そして何か贅沢をしてるな〜、という気分になります。 |
アーラ浜 | ||
観光案内にアーラ浜はお勧めの場所として載っていますが、来る人は少ない所です。 と言うか私は今までに観光客に一度も会った事がありません。 浜辺に出てぐるっと見渡すと人工物が何も目に入りません。自然の浜と岩と海・空だけです。携帯電話もサービスエリア外です。 暫く海を眺めてふと気が付くと、自分は一体どこにいるのだろう?、、、と不思議な気持になります。 ここでも1時間以上ボーッとしていましたが、今回も誰も来ませんでした。 |
久米島の道路 | ||
久米島は人口8000人で、宮古とか石垣に比べると人口密度はうんと低い島です。 道路はよく整備されており、運転は非常に楽です。 道路はたまに農家の軽トラと行き交うくらいで、路上駐車して風景を眺めたり、写真を撮ったりしても全く邪魔になりません。 この道路は立派な歩道までついていますが、人が歩く姿は一度も見た事がありません。 沖縄は政府からの補助金・援助金が潤沢で、多くは土木工事に使われるのでこのような道路があちこちにあります。 |
沖縄料理で一杯 | ||
沖縄料理は誰かに教えてもらわないと注文は難しいです。 左上はもずくの天ぷら、左下はブタの耳の味噌和え、その右は海ぶどう入りの卵焼き、いずれも沖縄独特です。 今回も久米島町議会議員のTMさんと久町議会の事務局長のTRさんと一杯やりました。 お二人に注文をお任し、出てきたのがこういう料理でした。 ブタの耳の味噌和え、私はこれが特に気に入りました。 いずれも泡盛を飲むには最上のおつまみです。 |
普通の刺身で乾杯 | ||
久米島で食べる刺身は内地と殆ど同じで、グルクンという魚を刺身とか空揚げにしてよく食べます。 グルクンとはタカサゴの事で、私は大好きです。 久米島で刺身を注文すると一番安い一人前でも右の量くらいは必ず出てきます。これで600〜700円くらい、1200円くらい出すとエッと驚く程の豪華な盛り合わせが出てきます。 私の住む鈴鹿市のちょっとしたお店で刺身を頼むと、「これだけ?何かの間違いでしょ?」、というくらいの量しかありません。 |
泡盛 | ||
沖縄の液体燃料は泡盛です。最近は”久米島の久米仙”という銘柄の泡盛が本土でも手に入るようになりました。 しかし私の愛飲は”米島酒造”という家族経営の小さなところが作っている、”美ら蛍(ちゅらほたる)”という泡盛です。 美ら蛍は他より少し高めで、左の4合瓶をお店でキープすると3500円〜4000円します。私は帰るまでにお土産用も含めて”美ら蛍”の一升瓶を6本、自宅に送ります。 なお”久米仙”という泡盛がありますが久米島産ではありません。沖縄本島で作っている泡盛です。念のため。 |
静かです、、、 | ||
私はホテルで夕食は食べません。 ホテルの近くには食事をするお店(居酒屋)が何軒もあり、ここに行きます。 お店では何点かのつまみ料理を注文してビールを一杯飲み、更に泡盛を1合程度、時には1合半くらい頂きます。 お店には6時半頃、昼寝の具合によっては7時半以降に行きます。 夕方になると気温は27〜8度、湿気はあまり感じられなくなります。ホテルの周り、道路には人も車も殆どいません。 実にのんびりしてしています。ここをブラブラ歩いて行きます。 |
食事を終えて | ||
食事(と言うか一杯)を終えてホテルに帰って来ると、大抵の場合ロビーには誰もいません。団体さんはホテルで食事をして、さっさと部屋に引き上げるみたいです。 9時以降に帰ってきた時はバーに行きます。バーは9時からしか開きません。バーではバーテンのTさんと話をしながらシーバスの水割りを1〜2杯頂きます。 客は大抵、私ひとりです。たまに1〜2名いる時もあります。 今回は島で教員をしているという夫婦、それに東京から来ていた私より年配の夫婦の方などと、話をする事ができました。 |
具志川城跡 | ||
残っている城壁を見ると貧弱で簡単なものです。私はこういう方面の知識はあまりありませんが、本土で言えば出城、または砦という感じです。 この島では大きな石(特に花崗岩のような)はありませんから、石垣は非常に質素(?)です。 この程度の城壁だと、戦があった時でもそれ程激しい戦いにはならなかったと思われます。 久米島には島の博物館があり、いろいろと歴史などを調べる事ができるので、今度はじっくりと調べてみようと思います。 |
上江洲家住宅(1) | ||
上江洲家(うえずけ)と読みます。 260年以上前に建てられた久米島の古民家で、この地方の地頭代の地位にあった人の家だそうです。 ごく最近まで子孫が住んでいたそうですが、住み心地の悪さにギブアップ、今は文化遺産としての観光スポットになっています。 家の中に上がる事はできませんが、外から見ると今風の畳が敷いてあります。 屋根は明治時代に改装された時に瓦葺きになったそうで、本来の屋根とは違うそうです。 |
上江洲家住宅(2) | ||
家の周りは立派な石垣に囲まれており、実に久米島(沖縄)らしい雰囲気を醸し出しています。 久米島はバブが多い島で、年に2〜3人噛まれるみたいです。 ハブは夜行性で夜になって右のような茂みをゴソゴソやるのは厳禁だと言われました。 ハブ酒について島の人に聞いてみましたが、久米島ではあまりポピュラーではなさそうでした。 「あれは学校の理科室にある”ホルマリン漬け”みたいなもので、ま、見るだけですかね〜」、TMさんはそう言ってました。 |
上江洲家住宅(2) | ||
ここの見学料は300円。入り口に小さく書いてあります。 今までも2回ほど来てますがお金を払った事はありません。お金を受け取ってくれる相手がいなかったからです。 今回は敷地に入ると家の縁側にオバさんがちょこんと座って居眠りをしていました。 私に気がついて目を覚ましましたが別に何とも言いません。 家の周りをぐるっと回って元の場所に来たら、オバさんはまた居眠りをしていました。私はオバさんを起こして、300円を払いました。 今までの2回分は時効という事で、特に申告はしませんでした。 |
久米島空港 | ||
久米島は夏の短期間を除き、本土からのダイレクト便はありません。全てのフライトは那覇経由で1日7往復便があります。 飛行機は50人ちょっとのボンバルディア機で乗客率平均75%とした場合、1日当たり約250人の出入りがある事になります。 久米島は飛行機以外にフェリーが1日2往復便があり、那覇とは4時間で結ばれています。 こちらの方の乗船率はよくわかりませんが、それ程高くはなさそうです。船は物資の輸送便という位置付けが大きいようです。 |
久米島らしくない時期 | ||
久米島には”楽天イーグルス”が春季キャンプを2月初めから20日間程度行います。 これは島にとって大きなイベントで、空港にも楽天のコーナーが設けられています。 島にはビックリするような立派な野球場、その他施設があり、野球の人気は非常に高いところです。 キャンプの前後1週間程を含めて島はいつもと違った雰囲気になるそうです。 |
9日目、帰ります | ||
8泊9日の滞在が終わり、9日目の朝のフライトで那覇経由でセントレアに向かいます。 この日は9日間の滞在で唯一本格的な雨でした。 皆さんの話では今年は空梅雨で、農作物(サトウキビ)の成長が心配という事でしたが、これは恵みの雨になったようでした。 私としてはこの日以外は天気に恵まれたので、梅雨の時期としてはラッキーだったと言えます。 来る前は雨を覚悟していましたから。 |
那覇空港 | ||
那覇からセントレアのまでのフライトが到着便の遅れで出発が40分遅れとなってしまいました。 ラウンジで新聞読んだり、週刊誌読んだりして時間つぶしです。 週刊誌は和歌山のドンファン殺人事件、それに安倍首相の苦戦振りの記事が満載です。 殺されたドンファン、何ともスゴい人生を送ってきた方なのですね。 それと普段は読まない沖縄の新聞もここでは全紙読めます。 一紙を除いて書いてある内容は赤旗と同じレベルです。 |
自宅上空です | ||
那覇からのフライトは30分遅れの離陸になりました。 ウトウトして目が覚めると高度がかなり下がっています。 時間的には三重県上空かな、、、。という事で地上を見ると、松坂から津の上空です。このままいくと鈴鹿上空を通過です。 (私は上空からの地上の識別がナゼか極めて得意です) 目を凝らすと白子の港、鈴鹿医療大学、藤倉電線などの工場が見え、私が住むマンションもはっきりと識別できました。 夏の間は空港への侵入が北から南になるので、飛行機は三重県の沿岸を通るコースになるのです。これもラッキー!、でした。 |
サラリーマンは定年で仕事を辞めたら毎日の時間をどう使うのか、これは大きな課題です。 という事で私もいろんな本を読んだり、先輩諸氏から話を聞いてきました。その数15冊、30人以上。 共通してたのは、”好きな事すればいい”と先ず言い、次にその”好きな事の見つけ方、やり方”のノウハウ・解説でした。 ボランティアーをやるには?、町内会デビューするには?、趣味を始めるコツは?、家庭菜園をやるには?、現役時代の得意技を生かすには?、1日の時間の使い方は?、etc、etc。 要するに”生き甲斐”を見つけるために何かをやるべし、というものばかりでした。 でも私は考えました。”何かをやらなければ生き甲斐はない”って本当なのか、好きな事って一体何なのか、、、。 いろいろ疑問を持つようになりました。 その結果、好きな事の中に”何もやらない”というのを入れてもいいんじゃないか、何もやらなくても生き甲斐は失われないのではないか、そう思うようになったのです。 仕事をやっている時は”何もやらない”のは罪悪だったかも知れません。でももう仕事を辞めたのだから”何もやらない”、を自分の生活の中に”正式科目でかつメイン”で組み入れよう、、、そう決めました。 決めた瞬間、”何かやらなければダメだ”、みたいな脅迫感がなくなり、すごく楽になりました。 という訳で完全に”何もやらない”というのも結構難しそうなので、まずは何もやらない、の第1ステップとして”気まま”に過ごす、というの久米島でやってみました。 結果、”実にいいものだ”、というのがわかりました。これからもどんどん”何もやらない”をモットーに続けます。 皆さん、”好きにすればいい”、と仰っていますからね、私は”何もやらない”、が好きなだけです。 |