再再度、京都へブラリ行ってきました:2021/7/26〜2021/7/28 |
私の趣味の一つが旅行です。仕事を辞めてからは数ヶ月に1度くらいのペースであちこち出かけておりましたが昨年の春からのコロナ感染の影響で海外は言うに及ばず、国内旅行も行きにくくなっています。 しかし、です。どこか行きたい、近くでもいい、、、となると先ず頭に浮かぶのが京都。ちょっと悩みましたがまあ近くだし、3月に行った時はどこに行っても殆ど人がいなかったので3密とは無縁、コロナはあんまり気にしなくてもいいんじゃないかという事で3月と同じ2泊3日で京都に出掛けてきました。 |
ホテルに行きます | ||
ホテルはいつもの”ホテル・グランヴィア”、駅の上にあるので京都駅の中央通路から外に出ることなくカウンターにたどり着けます。 カウンターでチェックイン、とはいうもののもまだ部屋には入れてくれません。 ここで部屋のアサインについてちょっとしたトラブルがありましたが、これは後で解決することができました。 アーリーチェックインをお願いして、荷物を預け駅に下ります。午前中は東福寺です。 |
東福寺(1) | ||
京都駅からJR奈良線の東福寺駅まで一駅、4分くらいです。駅を下りて道案内に従ってブラブラ歩きます。 全てが独り占め(二人占め)、こんな贅沢な寺巡りはありません。 最高気温の予報は15:00頃に34℃、でもそんな気配は全くありません。 京都は紅葉の名所がいくつもありますが、東福寺もそのひとつ。こうやって山道を歩くだけで、「こりゃ、秋に来たらスゴいだろうな、、、」、というのが私でもわかります。 |
東福寺(2) | ||
東福寺は臨済宗、東福寺派の大本山という事です。臨済宗の寺、つまり禅寺ですね、こりゃ。 日下門というところから入いると広場があり、その左に本堂がります。 更にその傍に手洗い(トイレ)があります。 私の親戚の叔母は寺に嫁いでいたのですが、トイレに行くことを「お手水(ちょうず)に行く」、と言ってました。 ナゼかここでトイレを借りてそんな事をふと思い出したりしてました。 |
昼食 | ||
京都駅に戻りJR伊勢丹の10Fにあるいつも行く寿司屋で昼食です。ここの寿司屋は値段も手頃でネタも新鮮、大いに気に入っています。 テーブル席は2つ、個室になっておりそこに案内してもらい「先ずビール!」。 冷えたビールは最高です。 奥のテーブルでは同年配のオジさんがご婦人2人と一杯意やってました。 楽しそうでした。 |
夕食(1) | ||
夕食は部屋と同じ最上階のレストランを予約。 3月に来た時に予約なしで行ったら結構混んでいて隅っこの席に通されたので、これもカミさんに窓側の席を予約をしてもらいました。 18:30にレストランに行ったらちゃんと窓側のいい席に通してくれました。 午前中に行った東福寺、伏見稲荷が遠くに見えるなかなかいい席でした。 客は非常に少なく、席は殆ど空いていました。 |
夕食(2) | ||
30才くらいのウエートレスに「鳥羽伏見方向はこっちだよね?」、と聞いたら、「ちょっと待って下さい。聞いてきます。」、という返事。 私の思っていた方角は間違っていませんでした。 ウエートレスに、「ところで君は京都人かい?」、と聞くと、「兵庫県から通ってます、、、で、方角を聞かれてもちょっと戸惑いました」、という返事でした。 食事は私は肉と魚のコース、カミさんは肉のコースでマズマズのお味でした。 ワインはハーフでは不安なので赤を1本頼みました。 |
京都駅・バスターミナル | ||
今の京都駅はいつ頃できたのかよく知りませんがなかなかダイナミックなデザインです。 北口を出たところがバスターミナルになっており、つまりホテルの前でわかりやすい。 2日目はバスで大原三千院に行ってみようと言うことでバスに乗りました。 「京都〜、大原三千院〜、恋に溺れた女が〜」、ってご当地ソング、あれって誰が唄ってたんだったっけ、、、。 確か、渚ゆう子? |
大原三千院(1) | ||
バスに揺られること50分、結構乗ります。 そこからてくてく歩きます。誰もいないので少々不安になってきます。 そもそも本当に大原三千院の御殿門に向かっているのか、途中で2回も土産物屋とかで聞いちゃいました。 でも気温が上がらずによかった。ゆっくり歩けば汗が出ない程度、という感じの気温です。 バスを降りて10分ほど歩いて御殿門に着きました。 |
大原三千院(3) | ||
聚碧園、客殿の中にあります。パンフレットによると池泉観賞式庭園だそうで江戸時代の茶人、金森宗和の修築とあります。 池泉観賞式庭園と言われてもよくわからないので調べたら、「屋敷の座敷、お寺の本堂や書院などの建物から眺めることを想定して造られている庭園の様式」、だそうです。 ナルホド、庭園の中の小径を歩きながらではなく、この縁側に座って庭園を眺める、、、こういう事なのですね。 |
大原三千院(5) | ||
往生極楽院の奥の庭その他には”わらべ地蔵”があちこちに埋まっています。 これは昔からあったのかと思いきや、ごく最近に静岡県出身の杉村孝さんという芸術家が作って置いたそうです。 一体いくつくらいあるのか、よく探さないとなかなか見つかりません。 先程はオバさんに赤い絨毯からの立ち退き命令を食らった私、お地蔵さんを見て心が和らいだのでありました。 |
大原三千院(6) | ||
昼食はバス停横の蕎麦屋さんで頂きました。 やはり喉も渇きましたのでここは麦ジュースを一杯か、と思いましたが蕎麦に麦ジュースは合いません。 そこで私はやむなく冷たい”米の汁”を頂きました。 私は普段は特別のことがない限り17:00前に液体燃料は頂きませんが、こうやって旅に出ると一服する時に一杯だけ燃料を補給する事があります。 帰りのバスも京都駅までゆったりと座って行くことができました。 |
東本願寺(1) | ||
西本願寺はホテルの部屋から見ると京都タワーのほんの少し先に見える一番近いおおきな寺ですが今まで行った事がありませんでした。 3日目の朝食の後、帰る支度をしてからブラリ行ってみました。 西本願寺は真宗大谷派の総本山で宗祖は親鸞聖人、私の家は真宗高田派で本山は専修寺、親鸞の門弟が率いる一派という事で、お東さんは本家本元の総本山という事になります。 今までそういう事はあまり考えなかったですね、、、。 |
東本願寺(2) | ||
現在の建物は明治28(1895)年に再建されたものでそれまで何度も火災で失っているそうです。御影堂は木造建築物としては最大級のもの、とありました。 建物は非常に端正でそれぞれの配置も良く、欄干から見る景色は見事です。写真を趣味とする人にとっては訪れるべきところの一つでしょう。実に絵になります。 ここも見学者は殆どいませんでした。貸し切りのような贅沢さを味わうことができました。 |
東本願寺(5) | ||
”、、、愚かとわかれば賢いんです。”、ナルホド、そのとおりですね。 世の中他人の事をとやかくいうヤツばかり、一番見ていないのが自分の事なんですね。私も然り。 この格言、非常に含蓄があり、読む人によっていろいろと解釈できると思いました。 私も3つの解釈ができました。 今回の小旅行でグッと考えた一瞬でもありました。 |
東寺(5) | ||
ここには視聴覚ホール、ギャリーがあり親鸞聖人について、また関連する事についての展示の見学ができます。 親鸞聖人は説明によると京都で生まれ35才で出家、越後で40才までの5年間を過ごし、更に常陸で60才頃までの20年間を過ごし、京都に戻り90才で亡くなっています。(入滅という) 生涯は1173年から1263年ですから鎌倉時代前半という事になります。 ここのギャリーは今度来たときにゆっくり見学しようと思います。 |
巨大な鯉 | ||
帰りにお東さんの堀を覗くと巨大な鯉が泳いでいます。70cm以上はある感じで、ここまでデカイのは私も見た事がないかも、、、。 水は流れている様子がないので恐らく水温は30℃近くになってるんじゃないかな〜、鯉も死ぬ寸前じゃないだろうか、と思うくらいに動きは緩慢でした。 柏手を打っても反応なしでした。 しかしこうやって鯉を見ると、鯉って何だか不気味な感じがするのですが。 |
東寺(5) | ||
帰りは14:10の近鉄特急で往きと同じく大和八木で乗り換えて16:10に白子駅に着きました。帰りは往きよりも少し時間が短いのは停車駅が少ないからでした。 往きはカミさんがポケットWIFIを席に置いたまま下車してしまい、ホテルから慌てて近鉄の忘れもの係りにTELするというハプニングがありました。 終点だったので車掌が見つけて今日と駅で保管してくれてあり、カミサン慌てて受け取りに行ってました。 車掌さんに感謝、です。 |
旅行から帰った翌日の全国のコロナ新規感染数が8000人を越え、京都も150人以上となりました。勢いは衰えず、どこまで増えるのか全く分からなくなってしまいました。 今回、3カ所ほど寺巡りをしたのですが、本当にどこも人影を見ませんでした。土産物屋の多くは店を開いていましたが、見事に客は入っていませんでした。 それでも土日は少しは観光客は来るのでしょうか。 私達はワクチンも接種しているし、注意深く行動して、食事はなるべくホテルで摂りったりしていれば問題はないだろうという事で3月に引き続き京都旅行をしてきました。 とにかく静かな京都でした。 |