沖縄恩納村・万座ビーチ:2022/4/10〜2022/4/14
コロナの蔓延で旅行が大きく制限されて既に2年以上が経ちました。コロナ感染を終える条件は一つだけ、それは70%以上の人がコロナに対する抗体を持つこと、だそうです。

とれはともかく、今回も少しリスクは感じたのですが3回目のワクチンも接種したし、という事で沖縄本島の恩納村・万座ビーチのリゾートに行ってきました。

沖縄本島は確か7〜8年ぶり、空港での前泊を入れて4泊5日という短い旅行ではありましたが、極く一部を除き人でごった返すことはなく、のんびりと過ごすことができました。
写真とコメントで旅行の記録を残します。

空港前泊
出発のフライトが朝早いのでセントレア空港のホテルに前泊しました。ホテルはコンフォートホテル、ここはリーズナブルな値段で非常に快適です。

夕食はいつもの”まるは食堂”に行きました。
今回ここのレストランで再度認識した事、それはカップルのテーブルでの座り方です。
普通は対面で座ると思うのですが、いつ頃からか横に並んで腰を掛けるスタイルを結構見掛けるようになりました。

理由はいろいろあるそうでアメリカではずっと前から見られ、日本でも普通になってきたようです。

那覇空港までます
出発日は朝食を済ませて07:15にフライトのチェックイン。その後航空会社のラウンジに入ると朝ではありますがやっぱりビールを一杯、です。

那覇までのフライトはボクだけJシートに座ったのですが、カミさんのところにCAが何度も来て、「何かお伝えする事は?」、と声を掛けられたそうです。
(ボクのところにも1回だけ来ましたけど。)

更にCAは、「今ご主人はお休みになってます。」、とかも教えてくれたそうです。新婚旅行と間違ったのかな〜。
そんなバカな、、、。

ホテル(1)
空港からホテルまではレンタカーで1時間弱。沖縄本島も高速道路ができて移動が便利になりました。

最近は旅行の各種予約は全部カミさん任せ。レンタカーの予約もカミさんがやるので、ボクは運転をするだけ。

今回は”ANAインターコンチネンタル万座ビーチ”というホテル。
チェックインしたら、「アップグレードさせて頂きます。」、とかで最上階の眺めのいい、しかもエレベーターに近い部屋を使わせてくれました。

ホテル(2)
部屋はシンプルでしたが、35u以上あって非常に快適でお風呂も大きくゆったりでした。
(風呂は大浴場もありました。)

こういうリゾート地では観光地を片っ端から回って、という過ごし方はしませんので部屋の快適さは重要です。

朝食とかの混み具合から想像すると、部屋の使用率は4分の1以下で、特に火曜日以降は更に客は少なく、これも我々にとってはラッキーと言えました。

ホテル(3)
食事、コーヒーブレーク、液体燃料注入とかはレストランに行く事はなく、ラウンジで済ませました。

ラウンジの従業員と少し話をしたら、間もなくネバダ出身のアメリカ人と結婚するウエイトレス、顔が少し濃いなと思っていたらフィリピン人とのハーフでマカティー出身のウエイターとか多彩な顔ぶれでした。

以前は子ども連れはカクテルタイム以降は利用できなかったそうですが、どうしても孫などを連れてきたい、という爺婆の要求があり、今は時間を分けて利用できるようにしたそうです。

沖縄美ら海水族館寺(1)
水族館は海洋博公園の中にあり、万座ビーチに来たら必ず寄ってみるべき場所の一つだそうで、私たちも見学に行ってきました。
ホテルからは40kmちょっとで約1時間でした。

海洋博公園は1975(昭和50)年に開催された海洋博の跡地に作られています。
公園の敷地は非常に広く、
ゲートを間違って入るとエラく歩かされますので要注意です。(北ゲートからがベスト)

沖縄美ら海水族館寺(2)
水族館の規模はかなり大きいです。ボクの住む三重県には鳥羽市に大きな水族館がありますが、これと比較にならない規模です。中も清掃が行き届いていて清潔です。

見学者はコロナのお蔭で少なく、どこに行ってもゆったりと見学する事ができました。
コロナ前は大陸からの観光客なども押し寄せていたはずで、きっとガヤガヤと騒がしく、落ち着いて見学できなかったのではないかと思います。

ラッキーというべきなのか、、、。

沖縄美ら海水族館寺(3)
沖縄の水族館なので沖縄近海の美しさ、というところにスポットが当たっています。沖縄近海の特徴とは、
1. 巨大な暖流、黒潮
2. サンゴ礁
3. 南西諸島の東西にある深海

の3つで、館内はそれぞれがテーマとなって構成されていました。

水族館は普段は見れない海の中を立体的に見せてくれるところで、水族館を見た後に海を見ると、海の中のイメージを作る事ができるようになる、不思議な施設でもあります。

沖縄美ら海水族館寺(4)
クラゲはライトを浴びて大変きれいです。動きを見ていると飽きません。
しかしクラゲには強烈な思い出があります。

ボクは子どもの頃は浜から500mくらいのところに住んでおり、夏は朝から夕方まで海で泳いでいました。背中にウロコが生えたくらいです(まさか、ね?)。
その海には、お盆を過ぎるころからクラゲが出てきて、ボクらを刺すのです。
刺されると真っ赤に腫れあがって、痛いの何のって

つまりクラゲはボクら半人魚の天敵でした。

沖縄美ら海水族館寺(5)
この水族館のシンボルとも言うべきジンベイザメ、巨大な水槽の中で遊弋していました。
その横をマンタがゆっくりと泳ぐ、、、圧巻です。ボクはカミさんから急かされるまでしばし見とれていました。

水槽の中ではカツオ、キハダ(多分)、その他様々な魚が泳いでいます。
しかしこれだけの魚に毎日餌をやって海水を浄化して、温度管理をして、大変な手間がかかるのでしょうね、きっと。

沖縄美ら海水族館寺(6)
水族館は専門家が知恵を絞って展示、説明を作ってくれている訳ですが、ボクは海の生き物についての知識が乏しく、恐らくその3分の1も理解できていないと思います。
しかし水族館は単純に”見るだけ”でも、十分に楽しいところです。

そもそも海の中では何が起きているのか、人間は5%もわかっていない、というのは本で読んだことがあります。
その神秘な世界を垣間見せてくれる、なかなか興味深いところでした。

ホテルへ帰って一服
美ら海水族館の見学を終えてホテルに戻りました。ホテルに客の姿はあまり見えず、静かです。
この日は気温が27度、沖縄だからでしょうか湿度も高く、少々暑い日でした。

ラウンジに行くと午後のティータイムとかでスイーツのサービスがあります。
ボクは以前は甘いものはあまり食べなかったのですが、最近は普通に食べるようになりました
ビールを飲みたいと思ったのですが、さすがにスイーツにビールは、、、という事でソフトドリンクを頂きました。

東支那海に沈む太陽
部屋でちょっと昼寝をしてすっきり目覚めた後に風呂に入り、夕食に再びラウンジへ。太陽が東シナ海に沈む景色は実に素晴らしいものがあります。

丁度この方向400kmに尖閣列島、、、太陽の左15度方向550kmが台湾、、、その向こう200kmくらいに例の好ましからざる行動に及ばんとしている彼の国、、、。
こういう方向・距離は一度接すると頭の中に残ってしまうのは、かつての職業病のせいなんですね。

夕食
ボクの夕食は”一杯と同意語”なので、ラウンジ・カクテルタイムのおつまみセットで十分です。
足りないな〜、と感じたときはもう一皿頂きました。

2日目、3日目はラウンジの客も少なく、のんびりダラダラと液体燃料を注入しておりました。沖縄では泡盛を飲まなくては来た意味がありません。

恩納村の古酒を濃い目に作ってもらい、これを2〜3杯飲んで〆にコーラルブルーを頂く、ちょっと変ですがこのパターンでした。

ゆったりと一杯
平日のリゾートホテルなので客の多くはボクくらいの年代の方が一番多かったように思いました。

ひとりで来ている人も2人ほど見かけました。
ウンと若いカップルは新婚旅行?

他にここでも目立ったのは母娘(と思われる)の2人連れ。これはハワイ・ホノルルでも結構見掛けますので、今どきの傾向の一つみたいですね。
子連れの白人も見掛けましたがここは沖縄、米軍関係のアメリカ人は山ほどいるのでさもありなん、ですね。

朝の部屋からの眺め
朝日を浴びた万座毛(マンザモウ)方向、部屋の中からの眺めは申し分ありません
今回の3泊4日の旅行、4日間ずっと天気に恵まれたのはラッキーでした。
ボクの旅の目的の3分の1は、沖縄の海と空を満喫する事ですからね。

ボクの印象では海と空がきれいなのは久米島が一番、それ以外の本島、宮古、石垣は甲乙付け難く、という感じです。
久米島が一番の理由は、ビーチの白い砂浜とのコントラストですね。

万座毛(1)
3日目の朝、上の写真の正面に見える岬、”万座毛”に行ってみました。岬まではぐるっと回るので車で6〜7分くらい、駐車場には観光バスが7台も。団体さんです。

ここは入場料が200円必要です。
入ってみると団体さんは高校生で、聞いてみると「神奈川県です!」、という返事。

「神奈川って言っても広いんだよね。」、と言うと「横浜!」、と再度元気のいい返事。
後でバスを見たら「神奈川県立XX高校」とありました。

万座毛(2)
石灰岩の断崖から見る東シナ海はなかなか雄大でした。右方向を見るとボクらが泊まっているホテルが目の前。

その向こうに見える半島が昨日行った水族館のある本部町方面です。
地図を見ると山が多分”八重岳”かな。ボクの近所に住むSさんはこの本部町出身だと言ってたな〜。
そんな事を思いながら景色を眺めていました。

しかしこの断崖と風景、片平なぎさが出てくるサスペンスのロケに最適だな、、、そんな所でした。

おんな(恩納)の駅(1)
万座毛から58号線を那覇方面に8km程行くと道の駅(おんなの駅)があるという事で行ってみました。
着いてみると駐車場にはそこそこ車があり、観光客で賑わっていました

建物に入った右側がいきなり泡盛の販売コーナー。
43度の古酒が3000円ちょっと、これって割と安いんじゃない?お買い得かも、という感じです。

ホテルで毎晩頂いた”恩納の古酒”はこの中のどれかだろうな、おいしっかったですよ、、。

おんな(恩納)の駅(2)
中は沖縄特産の野菜とか果物などが置いてあり、ボクが目を付けたのが”島らっきょう”

これは今の季節が旬です。獲ってから1週間以上経ったものは投げ売り状態。

という訳で新鮮なのを一束買いました
これは生のまま味噌を付けてもよし、天ぷらにしてもよし、晩酌のお供です。
あとはパッションフルーツなどもいいかな、と思いましたがパスでした。

恩納村博物館(1)
おんなの駅の横100mくらいのところに恩納村博物館があったので行ってみました。
ここは恩納村の歴史、特に明治以降から1972(昭和47)年の本土復帰まで、そして復帰後について時代と共に生活などがどのように変わってきたのか、分かりやすく説明してありました。

この辺りは1975(昭和50)年の海洋博までは貧しい村だった、とありました。
僅かな農業と漁業以外、産業がなかったのですから仕方ありません。万博を境に観光地として注目され、今の姿になったという事です。

恩納村博物館(2)
食事もかなり質素であった、とあります。日常のメニューはふかし芋、雑炊、味噌汁、と説明されていました。
正月などのお祝い時の重箱もありましたが、説明がなく詳しくはわかりませんが揚げ豆腐、蒲鉾、肉(鮪の煮付けかも)などがわかりました。

博物館は立派な建物で展示もよく工夫されていましたが、”おんなの駅”にはかなりの人がいたにもかかわらず、ここには誰もいませんでした

せっかくの施設、もったいないと思いました。

恩納村文化情報センター
博物館の横にこれも立派な建物があったので入ってみました。恩納村について情報提供をするところで、ここも訪問者は私達だけ、職員の女性2名がヒマそうに広い部屋に座っているのみでした。

沖縄は多額の復興予算がこの50年間に注ぎ込まれており、総額は15兆円になると聞いております。

離島であり、産業の育成が難しく観光業、米軍基地、僅かな農業、漁業、食品関連製造業で成り立っているそうです。
復興予算の多くは土木建築予算に使われたそうです。

昼食
再び”おんなの駅”に戻り昼食を。沖縄そばを注文して外のベンチで頂きました

沖縄そばは、いわゆる蕎麦粉を使ったソバとは何の関係もありません。素麺の親玉、又はうどんと思えばいいかな。

池の向こうは沖縄の幹線道路の国道58号線、これを行き交う車を見ながら沖縄そばをゆっくりと食べました。

これから5月以降になると暑くてこういう事もできなくなりますが、まだ大丈夫でした。

ホテルに戻って
遅い昼食を済ませてホテルに戻り部屋でくつろぎます。
今回泊まったホテルは評判どおりなかなか快適で、特に問題はありませんでした。

只、ホテルは恩納村の中心部から何キロも離れており、ホテル以外で食事をしたい場合、車で出掛けなくてはならないという不便さはありました。

これは恩納村沿いにあるいくつものリソーとホテルに共通の事で3泊、4泊の滞在はともかく、長期滞在にはちょっと不便かな〜、と思いました。

朝食を食べてチェックアウト
朝食は1階のメインレストラン、又はラウンジで頂きます。
このホテルの和食の朝食はボクには合わず、洋食メニューがよかったです。
コーヒーもいい豆だと思いました。

朝食も短かい滞在では問題になりませんが、これが1週間とかの長期滞在になるとホテル選びの重要な要素になりますね。

たかが朝食、されど朝食、という事でしょうか。

チェックアウト
このホテルの横には大きなチャペルもあり、結婚式を行うカップルの利用者も多かったと思います。
結婚式を行う場合の費用は最低250万円だそうで、結構かかるな〜、という感じです。

今回泊まったホテルは食事・アトラクション、その他全てをホテルで手配できるようになっており、そういう意味では便利です。
別な言い方ではホテル以外ない、という事で少々窮屈な感じがしないでもありません。

沖縄に何を求めて来るのか、結局はこれに尽きます。

チェックアウトを済ませて那覇まで。往きは高速道路を使ったので帰りは一般道路を使ってみました。
嘉手納まではスムーズに走れましたが、これ以降は信号も多く渋滞とまではいきませんが結構ノロノロ運転で、レンタカー返却の場所まで1時間45分ほど掛かりました。

コロナについて沖縄県は感染率の高い県ですが人混みは空港の一部のみで、あとは濃密接触を避けた状態で過ごす事ができました。
我々がコロナ感染を克服した時、再び全国から、また大陸などから多くの人が沖縄を訪れる事になり、そうなった時は今回のようなのんびりした雰囲気を味わうことはできないのではないかと思います。

出掛ける前はやはり少々心配はしたものの行ってよかった、というのが感想です。

海外も国によって入国規制が緩和されつつありますので、近々、、、ですかね。