スペインの旅(2):2024/06/25〜07/04 |
旅の後半は、バルセロナ・マドリッドになります。 スペインで教会などを訪れる場合スペインは旧教(カソリック)であり、いろいろな面で新教(プロテスタント)より厳格なため、服装について半ズボンとか、女性は肩の見える服などは控えて欲しいと添乗員から言われました。 アメリカ人の観光客が時々”超ラフな格好”でこういうところに入ろうとして、入り口で係員と揉める事があるそうで、さもありなん、です。 スペインと日本の時差は夏期は7時間、スペインの朝8時は日本は同日の午後3時になります。 一般的に西回りの移動はそれほど時差を感じないと言われており、私も今までの経験でそれは実感しており、今回もバス・電車の移動中でもあまり眠くならず、ホテルでも割とよく寝れました。 以下に後半のハイライトを写真と感想・解説で綴ります。 |
バルセロナ(14)サグラダ・ファミリア:6日目 | ||
横には資料などの展示室がありましたが、時間がなくゆっくりと見て廻ることができませんでした。 ガウディーが設計に使ったとされる作業机、それにガウディーが1926年に路面電車に轢かれて73才で亡くなった時のデスマスクがありました。 作業机の再現を見ると、設計者にしてはかなり乱雑で、”整理整頓には無頓着”な性格ではなかったのか、という推測は何となく当たり、と思った次第です。 ガウディーは建築家であると同時に芸術家でもあった、それを表しているようにも見えました。 |
モンセラート修道院(1):6日目 | ||
マドリッドの北西約50kmにある標高1236mの山の山頂近くの、標高900mにあります。 ここまではバスで1時間半ほど、”日光のいろは坂”、カナディアンロッキーの山道を思い出しました。 駐車場から修道院までの歩道、天気がよかったせいもあり、左側には絶景な光景が広がります。 モンセラートはアラビア語で”鋸山”を意味するそうで、やかりイスラムの影響なんですね。 |
トレド(2):7日目 | ||
トレドに着きました。 何と美しい街なのか! 街は丘の上に築かれ、タホ川に囲まれ、標高は500mほどあり、風は実に爽やかです。 トレドは8世紀まで西ゴート王国の首都として栄え、その後イスラム教徒支配、そして15世紀末にキリスト教徒の街となったのは他のスペインの各地の都市と同じです。 トレド(TOLEDO)という地名は、オハイオに15年いた私にとっては懐かしい響きがあります。 |
トレド(3):7日目 | ||
タホ川にかかる橋をを渡って、昔の城壁の下をくぐると長いエスカレーターがあり、これで街に入ります。 エスカレーターを上がりきった所からは新市街が見え、ここには7万7千人が住み、城壁内には8千5百人が住んでいるそうです。 街を善美見て歩くには最低でも半日、じっくり見ると1日は必要な感じでしたが、そこは日本人ツアーのスゴいところ、2時間で主要な見学を終わらせました。 |
お土産はスーパーで:8日目 | ||
ホテルはマドリッド郊外の住宅街にあり、住民の身なりも良く、マンションは厳重なセキュリティーが掛かっている、というエリアでした。 スーパーも覗いてみましたが、そこそこの品揃えでした。 外国はそこに実際に住んでみないとわからない、というのアメリカ15年、フィリピン2年の滞在から言える事です。 今回の旅行でスペインを垣間見る事ができた訳ですが、これをきっかけにスペインの事をもっと幅広く知ろうと思っている次第です。 |
さようなら、スペイン:9日目 | ||
スペインは緑豊かな大地の国、そういうイメージを持って訪れたのですが、目に入ったのは枯れ草の茶色の大地でした。 これは”季節としての風景”なので仕方ありません。 茶色の中で、ひときわ目立つ緑色のオリーブの木、葡萄の木が印象的でした。 今夏のスペイン旅行、行ってみて本当によかったと思いました。もう1回来るならマドリッドに少し滞在したい、、、そんな事を思っています。 |
香港着陸2時間前:10日目 | ||
飛行機はイタリアのナポリ上空を過ぎ、黒海からカスピ海上空を飛んでヒマラヤの北を超えて中国に入ります。南回りのフライトは、ずっと地上を飛びます。 この付近で夜明けを迎え、窓からは地上では絶対に見れない素晴らしい夜明けの空が見えます。 更に機は東に飛び、中国の西安の南から成都を過ぎた頃から高度を徐々に下げていきます。 窓から巨大な積乱雲が見ます。これも地上からは絶対に見えない積乱雲です 積乱雲は朝日に照らされて金色に光っています。 私は飛行機の窓から見える風景、そして雲を見るのが大好きです。 今まで一番感激したのはアメリカにいる時に、日本出張から帰るフライトでアラスカ上空で見たオーロラです。 巨大なカーテンが揺れ動き、一瞬で姿を変える様子は今でも忘れる事ができません。 今回成都を過た後に見えた積乱雲、これはあのオーロラの次に匹敵する機上からの眺めではなかったかと思います。感激でした。 |
香港からセントレア:10日目 | ||
機は無事香港に到着。 香港まで来ると日本は直ぐ目の先、という気になります。空港にいる乗客も東洋人が大半です。 今回の旅で親しく話ができるようになったご夫婦と、ラウンジでゆったりと過ごしました。 トランジットは3時間でした。出発は71番ゲート、空港の一番端です。離陸、、、。 セントレア着陸前にスマホのSIMを入れ替えます。 15:00、無事着陸しました。 |
足かけ10日間のスペイン旅行、中身は大変濃い旅行でした。 個人旅行で行動したなら今回の旅程の3分の1も行けなかったのではないかと思います。旅行会社のグループ旅行は好まない、という方が結構いるのですが、私は初めてのところはグループ旅行で行くのは悪くはないと思います。 今回も大した事ではありませんが、あれ?という出来事が幾つも。 ・ホテルの部屋の洗面所のコップが1個しかなく、何回フロントに頼んでもダメだった。 ・5つ星ホテルで、エアコンが作動しなかった。原因はメンテナンスミスだった。 ・バスの運転手が2回道を間違え、かなりの時間ロスがあった。 帰りのマドリッド空港の下りのエスカレーターで後ろにいた白人のオバさんがでっかいスーツケースを滑らせ、その下側にいたカミサンの腰を直撃、帰国後整形外科でかなりの打撲と診断され、旅行保険を申請したり、、、。 グループ全体としては大きな出来事がありました。 ・4日目から体調不良になり5日目にとうとう病院に行き、その後みんなと行動を一緒にできなくなった方がいた。 ・帰国1日前にパスポートをなくし、再発行までマドリッドに残り、皆と一緒に帰国できなかった方がいた。 今回のグループメンバーの年齢構成は、私の知った範囲では最高年令87才、最低年令は1名を除き64才、平均年令は73、4才という感じでした。・ 今回の旅行、細かいことを数え上げればキリがないのですが、まあ85点くらいですかね、、、満足でした。 |