MSCベリッシマのクルーズ(1):2025/05/18〜05/27 |
2023年の秋にMSCベリッシマのクルーズに参加、なかなか良かったので2024年も春、秋を申し込んだのですが、人気が高く満室でキャンセル待ち、結局乗れませんでした。 ベリッシマのクルーズは、いろいろな旅行会社が手がけており、”ジャパネット・タカタ”は1隻丸ごと貸し切り。ここの企画はいろいろな特典も充実して人気も高く、今年もキャンセル待ちでしたが、乗る事ができました。 コースは”東京⇒油津(宮崎)⇒那覇⇒石垣⇒基隆(台湾)⇒鹿児島⇒東京”の10日間。 その前半のハイライトを簡単にまとめてみました。 |
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ロンドン・シアター | |
6Fの舳先にあり、ブロードウエイ・スタイルのショーが毎日行われます。 私は橋幸夫ショーの時に、最前列で彼を10mくらいのところで見ながら唄とトークを聞いたのですが、82才という歳のせいか、歌唱力もかなり衰えていた感じでした。 専属エンタテイナーによる、ダンス・唄などはなかなか迫力があり、大いに楽しめました。 変わったものとしては、観客の中から3組6人を選んで料理を作らせ、船のシェフが品評するのいうのがありました。 |
橋幸夫氏へご挨拶 | ![]() |
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ショーの翌朝、私達の隣のテーブルで、橋幸夫氏が朝食を取っていたので、私は立ってご挨拶。 なんと言っても橋幸夫は我々世代の超憧れ人気歌手、私はカラオケも2〜3曲できます。 声を掛けたのですが彼はきょとん、ジーッと何かを考えている様子。 すると付き人のひとりが「ありがとうございます、ショーは楽しんで頂けましたか、、、」、と代返。 この2時間後くらいに、橋幸夫の病気について発表がありました。 |
鵜戸神社(1) | ![]() |
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ここは7年くらい前に来た事があります。 4000人の船客のうちどれくらいの人が上陸したのか、鵜戸神社にはかなりの人が押し寄せていました。 ベリッシマの船客は、みんなブラスチックカードを首から下げているので、直ぐにわかります。 クルーズでは寄港地の観光地に、一度に多くの人が押し寄せる事になるので、どうしても混雑する訳で、これは仕方ないすね。 |
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早めに船に戻ってきました | |
鵜戸神社から再び巡回バスで、ベリッシマが横付けしている岸壁まで戻ってきました。 岸壁にはテント村ができており、地元のお土産とか、食べ物屋が開店、特に人気があったのがラーメン屋。 たった2日間の航海ですが3食とも洋食メニューだと、もう飽きてきた人もいるのですね。 ボクは30代の頃、約3ヶ月間、日本食なしで過ごしたことがあります。今は自信を持って「絶対にムリ」、です。 |
後部サンデッキ | ![]() |
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船は13〜19ノット(24〜35km/h)で進み、何の遮蔽物もない高さ45mの船首サンデッキは、かなりの風(風圧)に晒されます。 なので、これを避けて海を見ながらゆっくりしたい、という場合は後部サンデッキが最適です。 ここには感じのいいバーとチェアーがあり、大海原に筋を引く航跡を見ながらの一杯も最高です。 後部最上階にはアクア・パークがあり、大人も楽しめる遊園地になっています。 |
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専用デッキでの朝食 | |
ヨットクラブエリアのサンデッキは、朝食・ランチ・ティータイム、夕方暗くなるまでオープンしています。 前のクルーズは10月でちょっと寒かったのですが、今回は南へのクルーズ。 海面からの高さ45m、朝日を浴びながらの朝食はなかなかいいものです。利用者は少なく、いつもガラガラでした。 バッフェ形式ですが、飲み物とか追加があればウエイターに言えば運んでくれます。 |
那覇入港 | ![]() |
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4日目の朝、那覇入港です。船室から見る那覇は大きなきれいな街です。沖縄は道路が良く整備され、大きな建物はきれいです。 この理由は案外知られていません。 私は何十年も前に神戸からフェリーで、那覇の安謝(アジャ)港に入った事があります。 やはりバスがここでも60台以上岸壁に来て、乗船の上陸を待っていました。 上陸すると”エイサー”で歓迎してくれました。 |
夜のプロムナード | ![]() |
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ショーが終わった後にプロムナードをブラブラ。 この時間帯は人も少ないので、ゆっくりと見て回るにはいいタイミングです。 左右の7Fには、有料のレストランが並んでおり、寿司とか鉄板焼きとかもあります。 予算は一人前で、少し飲んで60ドルから100ドル(約1万円〜1万5千円)くらいの感じです。 でもな〜、前も感じたのですが、鉄板焼きはともかく、寿司職人のあの手つきでは、、、今回もパスでした。 |
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バルコニーからの日の出 | |
洋上からの日の出・日の入りは、これを見るだけでもクルーズ船に乗った価値があります。 写真ではその感動の100分の1も記録できません。 海上は大気が安定している、清浄である、視界が広い、そして海面が空を映す、などの理由で本当にきれいです。 まるで光の成分が陸上とは違うのではないか、とさえ思ってしまいます。 しかし4月頃の東シナ海付近は中国の黄砂で空が黄色く霞むことが多いと、息子が船乗りの知人が言ってました。 |
石垣港入港 | ![]() |
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ここまで来るとさすがに海の色が違います。 石垣は以前に来た事もあるし、、、とか思いながら巡回バスの行き先を見ると”石垣島鍾乳洞”というのがあり、ここは行ってないね、という事で下船してみました。 石垣でも港には大型の観光バスが60台以上来ており、そのうち15台くらいが循環バスとして運行され、残りはガイド付き観光に使われると聞きました。 しかし島に60台ものバスがあるとは驚きです。 |
グランドキャニオン・プール&バー | ![]() |
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広いところで泳ぎたい、ジェットバスに入りたい、という方には15Fに室内プール・ジェットバスがあります。 横にはバーがあって、アルコール・ソフトドリンク・アイスクリームなどを頼めます。 「ワン・アイスね、ワン。え?何?バニラよ、ば・に・ら。オッケイ、オッケイね、ありがと。」 こんな感じで、あるご婦人はやっておりました。 パーフェクトです! |
クルーズ前半は東京から油津、那覇、石垣で大変快適に過ごせました。 前回クルーズ時と同じ顔ぶれは、レストランのマネージャーの白人(クロアチア人)、それにヨットクラブ・コンシェルジェ・デスクの日本人女性(名前は失念)、それとレストラン担当のMINAKOさん(日本人)、の日本人のみで他は誰もいませんでした。 バトラー、メイド、レストランのウエイター、ウエイトレス、その他全て入れ替わっていました。 クルーズが快適に過ごせるかどうかは、設備とか食事の内容と同時に、こういうホテル・サービス・スタッフによって決まりますが、今回も1〜2回、「?」というのがあった以外は非常によかったと感じました。 クルーズ後半は石垣を出航、台湾・基隆、そして鹿児島に寄港して東京です。 |