白浜・有馬温泉:2024/11/6〜11/8
ボクの退職してからの趣味のひとつが旅行です。ひとりブラリ旅・カミさんとの2人旅、行き先は海外・国内・クルーズなど様々で、体力のある今は海外旅行をメインにしています。

そんな中、意外と行ってないのが近場の、いわゆる”有名観光地”、というやつです。今回はクラブ・ツーリズムで”和歌山県の白浜+有馬温泉”というツアーに行ってきました。
こういうところは個人旅行でもいいのでしょうが、手配とか旅先での移動などを考えると旅行会社のパック旅行の方が便利です。
内容も旅行のプロが企画してある訳で、最低限はOKです。
以下そんな旅行のスナップショットです。

近鉄特急、ひのとり
津駅から大阪上本町まで”ひのとり”に乗車です。いつも名古屋駅で車両は見てるのですが、乗車するのは初めてです。

座席は1列+2列の3列シート(プレミアム・シート)というがありますが、乗ったのは普通の特急と同じ2列+2列の4列シート。
但し前後の間隔が普通の特急100cmに比べて16cm広く、快適でした。

ランチは自分たちで準備、駅のセブンイレブンで買った弁当を車内で頂きました。

和歌山市付近で休憩
上本町からは待機していたバスで白崎海洋公園に向かいます。途中、和歌山市付近でトイレ休憩。

ボクは和歌山市には、仕事で2回程行った事があります。城下町の佇まいを色濃く残しているところでした。

バスでは車窓の風景を眺めながらお菓子を食べたり、お茶を飲んだり、リラックスしながらの行程です。自分で車を運転しながらではこうはいきませんね。

ボクは既に、自分の車であちこち行こうとは思いません。

白崎海洋公園(1)
もちろん初めて行くところです。今回の旅行で初めて知ったところでもあり、それまで名前も知りませんでした。

渡されたツアーの行程表には、「白崎海洋公園:”日本のエーゲ海”と称される、青い海と白い岩が美しいスポット」と書かれています。

「そうか〜、エーゲ海か〜、、、」と期待しながらバスを降ります。
目の前には青い海、遠くには見えるのは四国かな、、、と考えながら歩き始めると、目の前に白い岩山が。

白崎海洋公園(2)
岩山を登ると展望台があります。海はあります。エーゲ海と言うからには白い建物がなければなりませんが、どこにも見当たりません。あるのは白い石灰岩ばかり。

結局はこの石灰岩を白い建物に見立て、青い海とのコントラストをもって「日本のエーゲ海」と言うらしい。

石灰岩の白と、青い海を見て想像を逞しくして「エーゲ海」をイメージして下さい!!、こいう事らしい。

かなり飛躍した観光キャッチコピー、と言う事ね、、、。

天神崎
白崎海洋公園からバスで1時間弱でやってきました。バスを降りて歩くこと15分、岩礁の海水たまりと空と海の景観はなかなかのものです。

しかし、、、ここも観光キャッチコピーがありました。「ウユニ塩湖のような絶景!!」

「おいおい、ウユニ塩湖って南米ボリビアのあれの事か?」とボクは突っ込みを入れたくなるのです。
ボクは思いました。和歌山の人は外国の何かを引用してキャッチコピーするのが好きなんですね。

白浜で1泊です
”白浜古賀の井リゾート&スパ”というホテルです。
部屋は6F、早速地下2Fの大浴場に入ってその後1Fのレストランで夕食。
夕食は何の変哲もないバッフェ。でも時間が1時間30分と決められており、ダラダラと飲んだりはできないようになっています。
ボクはビールとお銚子を1本もらって、そそくさと切り上げました。写真は撮り忘れました。

ボクは最初から、こういうツアーでの食事は期待していないので、特に文句はありません。
朝食も同じレストランでした。

2日目の朝、ホテルのベランダから
天気は快晴、視界も良く最高の景観です。ボクはこういう景色が大好きなのです。
ナルホド、白浜のウリのひとつがこの景観であるというのも納得です。
このホテルは全室がオーシャンビューで、白浜の中でも結構人気のホテルである、というのを後で知りました。

白浜温泉は地域内、特に関西では根強い人気で、レピーター客が多いそうです。
最近は全国的にあまり話題に上らないので、廃れているのかと思っていたのですが、全く違うようです。

白良浜(1)
ホテルを10時に出発、30分で到着です。
ここはハワイ・ホノルル市と”友好姉妹浜提携”を結んでいるそうです。(そんなの、あったんだ〜)
再度、ここでも外国の何とかと提携!、とかを全面に押し出しております、ナルホド、、、。

全長620m(この20mって何だ?)の真っ白な浜はなかなかのもので、夏は海水浴客で賑わうそうです。

確かにサラサラの白い砂浜、青い海と空、この日は天気も良く素晴らしい浜を実感しました。

白良浜(2)
浜には松の木が植えてあり、このアングルはやはりハワイのワイキキビーチとは全く違う趣です。
それに外洋に面していないので波が全くなく、サーフィンはできません。

白良浜は浜の長さはともかく、浜の奥行きが断然長く、これはハワイのワイキキ・ビーチ、ボクが行く”久米島のイーフ・ビーチ”と比較しても、大きな特徴です。

何も無理して”日本のハワイ”とかの観光キャッチフレーズを付けなくても、素晴らしい浜だと思うのですが、、、。

千畳敷
再びバスに乗り、5分くらいでここに着きました。雄大な、なかなかの景観です。

千畳敷は固い岩のように見えますが、実は岩砂でできており、硬度は高くありません。
なので固い金属を使うと文字などを掘ることができ、落書きが絶えず、悩みの種と聞きました。

海の先端まで歩いて行ってみたかったのですが、時間がなく遠くから眺めるだけに終わりました。
しかし白浜って、結構いい景観の場所があるんですね。

ランチ
バスに乗って約1時間、日高町にある”レストラン・あんちん”で、”くえ鍋御膳”のランチです。”くえ”は高級魚で、幻の魚と聞いており、ボクは食べた事がなく、初めてです。

しかし”幻の魚”説は昔の話で、今は養殖で安定供給がされているので、こうやって手軽に食べれます。脂の乗った、大変美味しい魚でした。

隣の部屋でも別なグループがくえ鍋を食べていましたが、ボクらのクループと同じく60才以上の爺さん・婆さんばかりでした。

道成寺(1)
レストランの横には長い階段があり、上に寺があるというので上がってみました。この寺は、”安珍・清姫伝説”の舞台として有名である、というのが後で調べてわかりました。
伝説とは次のとおりでした。

奥州から熊野詣をしていた修行僧の安珍が、その途中で宿を借りた庄屋の娘、清姫に出会います。
清姫は安珍に恋心を抱き、安珍も「熊野詣での帰りに必ず立ち寄る」と約束をします。
しかし、安珍は清姫の情熱的な思いを恐れ、約束を破って清姫の家を避けて帰路につきました。

道成寺(2)
清姫は安珍の裏切りを知り、怒りと悲しみで安珍を追いかけます。
追いつくたびに嘘をついて逃げる安珍を追いかけるうち、清姫の怨念は、遂には大蛇へと姿を変えてしまいました。
命からがら道成寺に逃げ込んだ安珍は、僧たちに匿われ、大きな釣鐘の中に隠れます。
しかし、清姫は大蛇の姿で寺までたどり着き、釣鐘に巻きついて炎を吐き、安珍を焼き殺してしまいました、、、。

女性の深い執念や嫉妬心の恐ろしさ、それとも一途に愛を貫いた女性、と捉えるべきなのか、、、。

有馬グランドホテル(1)
「ホテルでゆっくりと過ごせるように」、という名目で16:00前に到着しました。
こういうツアーは観光より、ホテルの快適さ、食事などに重点が置かれる事が多いのですね。

ホテルはパンフレットによると、1963(昭和38)年にでき、経営は1868(明治元)年創業の”中の坊”、となっています。ロビーとかも重厚でした。
有馬温泉街を見下ろす高台に建っており、最上階(9F)の展望大浴苑からは、有馬の山並みが見えて、なかなかのものでした。

 有馬グランドホテル(2)
部屋は3Fでしたが、十分に見晴らしは良く、部屋も新しくはありませんが、手入れは十分で快適でした。夕食は”神戸牛付きの特選会席”とかで、観光お決まりの料理。

しかし皆さんはあっという間に食べて、お茶飲んでそそくさと立って行くので、ボクのようにダラダラと飲んで食べていると、ボクら夫婦だけが席に残ってしまいます。

すると仲居さんの目は三角になってきて、「早く食べてよ!」みたいな無言の圧力を感じるので(本当は違うんでしょうが)、ボクも慌てて済ませる、これがいつも不満です。

有馬グランドホテル(3)
ボクは最近ちょくちょく、こういう温泉と観光のツアーに行きます。参加者は例外を除き、全員シルバーです。
ボクらが平均的な年令だと思うのですが、そのうちボクらが平均年令を押し上げる側になるのでしょうね。

ボクはそれとはなしに、皆さんに話し掛けたり、皆さんの話に聞き耳を立てたりすると、ツアー参加者はサラリーマン出身より、自営のような方が多いように思いました。

ホテルの往復で有馬温泉の繁華街(?)をバスで通りましたが、ここは意外と若い人が目立ちました。

大塚国際美術館(1)
美術館は名前は聞いたことがある、という程度で何が展示されているか、どういう美術館であるか、というのは全く知りませんでした。
少し前に知人が行って「よかったですよ〜」という話しを聞いたものの、何がどうよかったのか、イメージさえ沸きませんでした。
が、今回行ってみてわかったのは、陶板による模造の”出来の素晴らしさ”と、その規模が桁違いに大きい事でした。

展示方法、照明などはチープですが、それでもそれを凌ぐ迫力があるのです。

大塚国際美術館(2)
場所は徳島県鳴門市、1998年に大塚グループ創業75周年記念事業として開館、延床面積約29400u、鑑賞ルートは約4kmにおよぶ、日本最大級の常設展示規模。

更にパンフレットには、世界26か国、190以上の美術館が所蔵する西洋名画約1000点を、特殊技術で陶板に原寸大で焼き付けて再現展示しています。その美しさと迫力は本物に迫るリアリティです、、、とあります。

これは誇大広告ではなく、ボクの感想と同じです。
とにかく、、、何でもあります。

大塚国際美術館(3)
ボクは美術、特に絵画鑑賞も趣味のひとつで、これまでに割とあちこちの美術館に行った方かも知れません。

アメリカはNYメトロポリタン美術館、グッゲンハイム美術館、ブルックリン美術館、シカゴ美術館、ボストン美術館、DCの美術館群、その他イタリア・オーストリア・スペイン・フランス・ベルギー・オランダなど各都市の美術館。

これらの美術館収集の代表的な作品の模造作品が、殆どここにはあるのです。ボクは「え〜!、これもあるの〜」という感じで、大いに驚いた次第です。

大塚国際美術館(4)
ここの特徴のひとつは、全ての作品が原寸で作ってある点で、ピカソのゲルニカ、レンブラントの夜警などの大型作品も、全部原寸です。

陶板による複製なので、絵画で最も重要な”色の深さによる味”は全くありませんが、色・サイズは同じなので感動は実物の10%くらいは伝わるかな、という感じです。

しかし何と言っても「日本にいながら世界の巨匠たちの名作を原寸で鑑賞できる」と言う点は素晴らしい、のひと言です。立派な文化、教育施設だと思います。

大塚国際美術館(5)
気になる著作権ですが、はっきりはしませんが使用許諾料(ライセンス料)は払っているという話はあります。

ここで作品を掲示するには、完成した陶板の作品に対して所有者側の最終検品があり、これに合格するのが必須、と説明書きにありました。

展示1000点全部を見学する必要はないとは思いますが、主要作品巡りで4時間、できれば1日必要だそうで、ボクもそう思います。この美術館訪問で、ボクの今回のツアーの満足度は一気に高まった次第でした。

帰りは神戸駅から新幹線で名古屋、名古屋から近鉄で鈴鹿でした。
今回のツアーは近場ではありましたが全部初めての所ばかりで、それなりに新鮮で大いに楽しめたと思います。
ツアーメンバーに変なのもいなかったし、、、。天気がよかったのも大いに幸いでした。

これからも時々、こういう2泊3日程度の手軽なパックツアーも行ってみたいと思います。気に入ったところがあれば、後でそれだけを目当てに行くという方法もありますからね。
大塚国際美術館はその候補かも。

10点満点の9点の旅でした。